問54
腓骨神経麻痺のアセスメントで観察するのはどれか。
- 1膝関節の屈曲
- 2足関節の背屈✓ 正解
- 3膝窩の知覚鈍麻
- 4足底の知覚鈍麻
正解
2
解説
腓骨神経麻痺のアセスメント項目を問う問題である。総腓骨神経は腓骨頭付近を走行し圧迫を受けやすく、麻痺すると前脛骨筋などの障害により足関節の背屈と足趾の伸展ができなくなる下垂足(foot drop)を生じる。また下腿外側から足背にかけての知覚障害を伴う。したがって観察すべきは足関節の背屈である。
選択肢の解説
1誤り。膝関節の屈曲は主に坐骨神経(脛骨神経・ハムストリングス)が関与し、腓骨神経麻痺で特異的に障害される動作ではない。
2正しい。腓骨神経麻痺では足関節の背屈ができず下垂足となるため、背屈の可否を観察することが重要である。
3誤り。腓骨神経麻痺の知覚障害は下腿外側から足背に生じるのが特徴で、膝窩部の知覚鈍麻は典型的ではない。
4誤り。足底の知覚は主に脛骨神経(内側・外側足底神経)が支配しており、腓骨神経麻痺では障害されにくい。
用語
- 腓骨神経麻痺
- 総腓骨神経が圧迫や損傷を受けることにより、足関節の背屈や足趾の伸展が障害される状態。前脛骨筋などの機能低下により下垂足を生じ、下腿外側から足背にかけての知覚障害を伴う。