第115回 看護師国家試験(午前)看護の統合と実践

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Aさんは大地震で被災し、負傷者や亡くなった人を多く目撃した。1か月後、避難所を巡回していた看護師に、自分だけが生き残って申し訳ないと感じていると話した。Aさんへの声かけで適切なのはどれか。

  1. 1「生き残ったAさんは幸せですよ」
  2. 2「そう感じるのは正常な反応ですよ」✓ 正解
  3. 3「嫌なことは早く忘れたほうがいいですよ」
  4. 4「頑張ってこれを乗り越えないといけません」

正解

2

解説

大規模災害で被災し、生存者罪悪感(サバイバーズ・ギルト)を訴える人への声かけを問う問題である。被災後に強い感情や罪悪感を抱くことは、異常な事態に対する正常な反応であり、その感情を否定せず受け止め、共感的に支援することが基本となる。「そう感じるのは正常な反応ですよ」と保証する選択肢2が、感情の正常性を伝え安心を促す対応として適切である。


選択肢の解説

1誤り。「生き残ったあなたは幸せ」という言葉は、相手の罪悪感や苦痛を否定し、傷つける可能性があり不適切である。
2正しい。危機的体験後にこうした感情を抱くのは正常な反応であると保証することで、本人の不安を和らげ感情の表出を支えられる。
3誤り。「早く忘れたほうがいい」という対応は感情を抑圧させ、つらさを否定することになり適切でない。
4誤り。「頑張って乗り越えないといけない」という励ましは過度な負担や圧力となり、本人を追い詰めるおそれがある。
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