第115回 看護師国家試験(午前)小児看護学

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4人の小児の入院患者を受け持っている日勤の看護師が、患者に付き添っている母親から立て続けにナースコールを受けた。訪室の優先順位が高いのはどれか。

  1. 1胃腸炎の3歳児、母親が抱っこ中に嘔吐した。
  2. 2化学療法中の7歳児、点滴静脈内注射の刺入部が腫れた。✓ 正解
  3. 3急性肺炎の2歳児、抗菌薬の点滴静脈内注射が終了した。
  4. 4鼠径ヘルニア手術後の1歳児、ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜けたが、出血はない。

正解

2

解説

複数のナースコールに対する訪室の優先順位を問う問題である。優先順位は緊急性・重症化のリスクで判断する。化学療法(抗がん薬)の点滴で刺入部が腫れている場合、薬剤の血管外漏出が疑われ、抗がん薬は壊死起因性のものも多く組織障害を起こすため、直ちに投与を中止し対応する必要性が最も高い。よって正答は2。


選択肢の解説

1誤り。胃腸炎での嘔吐は対応が必要だが、抱っこ中であり気道閉塞などの差し迫った危険がなければ、血管外漏出より緊急度は低い。
2正しい。化学療法中に刺入部が腫れたのは抗がん薬の血管外漏出が疑われ、組織壊死を防ぐため直ちに投与中止・対応が必要で、優先順位が最も高い。
3誤り。抗菌薬の点滴が終了した状態は、ルートの管理は必要だが緊急性は低く、血管外漏出への対応より優先度は低い。
4誤り。ヘパリンロック中の留置針が抜けても出血がなければ緊急性は低く、後で再留置を検討すればよいため優先度は低い。
この問題から続けて演習する