問107
状況設定 問106-108
Aちゃん(7歳、女児)は両親と弟(2歳)の4人で暮らしている。下校中に転倒して右手を地面についた。夕食時に母親がAちゃんの異変を感じ、Aちゃんに尋ねたところ「転んで肘が痛い」と話したため救急外来を受診した。その結果、利き腕である右側の上腕骨の骨折が判明したため、入院して直ちに全身麻酔下で内固定術を受け、ギプス固定された。
術後1日。Aちゃんは看護師に「昨日の夜は、お母さんに食べさせてもらった。私には弟がいて、お世話が大変なの。私はお母さんに迷惑をかけたくない」と話した。Aちゃんへの看護師の声かけで最も適切なのはどれか。
- 1「左手で食べる練習をしよう」✓ 正解
- 2「お姉ちゃんだから、頑張ろう」
- 3「看護師さんが食べさせてあげるね」
- 4「お母さんのことは気にしなくていいよ」
正解
1
解説
右利き手を骨折した学童期(7歳)の児が、母親に食べさせてもらったが「迷惑をかけたくない」と話した場面での声かけを問う設問である。学童期は勤勉性を育み自立への意欲が高まる時期であり、児の「自分でやりたい」「迷惑をかけたくない」という気持ちを尊重し、できる方法を一緒に考える支援が望ましい。健側の左手で食べる練習を提案する選択肢1は、児の自立心と発達段階に沿った前向きな対応で最も適切である。
選択肢の解説
1「左手で食べる練習をしよう」は、児の自立したい気持ちを尊重し健側で自分で食べる方法を一緒に考える、発達段階に沿った前向きな対応で最も適切である。
2「お姉ちゃんだから、頑張ろう」は、きょうだいの役割を理由に頑張りを強いるもので、児の気持ちに寄り添う対応とはいえず適切でない。
3「看護師さんが食べさせてあげるね」は、自分でやりたい・迷惑をかけたくないという児の自立心を尊重せず、過剰な介助となるため適切でない。
4「お母さんのことは気にしなくていいよ」は、児が表出した母親への気遣いの気持ちを否定する対応であり適切でない。