問57
加齢による「もの忘れ」はどれか。
- 1昨晩、夕食を食べたことを覚えていない。
- 2家族から電話がかかってきたことを忘れてしまった。
- 3友人の顔を見て名前を思い出すのに時間がかかった。✓ 正解
- 4買い物に出たが、自分が今どこにいるのか分からない。
正解
3
解説
加齢による「もの忘れ」は、体験したことの一部(名前や細部)を思い出しにくくなる生理的な記憶力の低下で、ヒントで思い出せ、体験そのものは保たれる。一方、認知症では体験そのものを丸ごと忘れる。友人の顔は分かるが名前を思い出すのに時間がかかるのは加齢によるもの忘れに該当し、選択肢3が正しい。
選択肢の解説
1夕食を食べたという体験そのものを忘れるのは、出来事全体の記憶が欠落する認知症の記憶障害に該当し、加齢によるもの忘れとはいえない。誤りである。
2電話がかかってきたという出来事自体を忘れるのは、体験そのものの欠落であり認知症を疑う所見で、加齢のもの忘れとはいえない。誤りである。
3顔は分かるが名前を思い出すのに時間がかかるのは、体験は保たれつつ想起に時間を要する加齢のもの忘れに該当する。正しい。
4今いる場所が分からない(見当識障害)のは認知症でみられる症状であり、加齢によるもの忘れではない。誤りである。