問69
Aさん(40歳、男性)は数年前に統合失調症と診断された。最近、仕事を辞めて、訪問看護を利用しながら1人で暮らしている。訪問看護師に「病気になってから孤独だ。これからどのように生きていけば良いか、同じような体験をしている人と話してみたい」と打ち明けた。Aさんの支援を行う上で連携する者として優先度が高いのはどれか。
- 1公認心理師
- 2成年後見人
- 3ピアサポーター✓ 正解
- 4就労継続支援事業所の管理者
正解
3
解説
Aさんは「同じような体験をしている人と話してみたい」という希望を表明している。ピアサポーターは同じ精神疾患などの体験をもつ当事者として支援を行う人であり、当事者同士の語り合いによる孤独感の軽減やリカバリー支援に最も適している。Aさんの希望に直接応える存在として優先度が高く、選択肢3が正しい。
選択肢の解説
1公認心理師は心理的アセスメントやカウンセリングを担う専門職だが、Aさんが求めているのは同じ体験をもつ当事者との交流であり、優先度は相対的に低いため適切でない。
2成年後見人は判断能力が不十分な人の財産管理や契約等を支援する役割であり、Aさんの「同じ体験をもつ人と話したい」という希望には直接応えられないため優先度は低い。
3ピアサポーターは精神疾患の当事者としての体験を活かして支援を行い、当事者同士の対話を通じて孤独感の軽減やリカバリーを支える。Aさんの希望に最も合致し優先度が高く正しい。
4就労継続支援事業所の管理者は就労支援に関わる役割であり、仕事を辞めたばかりで当事者との交流を望むAさんの現在のニーズに直接対応する存在ではないため優先度は低い。
用語
- 統合失調症
- 幻覚・妄想・思考障害などを特徴とする精神疾患で、青年期から中年期に発症することが多く、個人の社会的適応能力に影響を与える疾患です。看護場面では患者の自己管理支援やリカバリー支援が重要となります。
- 訪問看護
- 医師の指示の下で看護師や准看護師が患者の自宅に訪問し、療養生活に必要な看護ケアと生活支援を提供するサービスです。精神疾患患者など在宅療養者の社会復帰支援と生活の質向上に役立ちます。