問72
病院の医療安全管理者が行う与薬の事故防止対策で適切なのはどれか。
- 1与薬の業務プロセスを見直す。✓ 正解
- 2事故を起こした職員の責任を追及する。
- 3病棟ごとに与薬マニュアルを作成する。
- 4事故の対象となった患者の個人情報を病院内で共有する。
正解
1
解説
医療安全管理の基本は、個人の責任追及ではなくシステム(業務プロセス)の改善によって事故の再発を防ぐことにある。与薬事故防止では与薬の業務プロセスを見直して誤りが起こりにくい仕組みを構築することが適切で、選択肢1が正しい。
選択肢の解説
1医療安全はシステムアプローチを基本とし、与薬の業務プロセスを見直してエラーを防ぐ仕組みづくりを行うことが事故防止対策として適切である。よって正しい。
2事故を起こした職員個人の責任を追及することは、報告を萎縮させ再発防止につながらない。医療安全管理の理念に反するため誤り。
3与薬マニュアルを病棟ごとにばらばらに作成すると基準が不統一となり、かえって事故のリスクが高まる。組織として統一した手順とすべきで誤り。
4事故に関係した患者の個人情報を病院内で広く共有することは個人情報保護やプライバシーの観点から不適切で、事故防止対策とはいえないため誤り。
用語
- 医療安全管理者
- 医療機関における医療安全管理体制を構築・実施・改善する責務を持つ職員。与薬事故を含む医療事故防止のため、業務プロセスの見直しと改善を通じてシステムレベルでの対策を推進することが主な役割です。