問73
災害亜急性期に行う看護師の活動で適切なのはどれか。
- 1災害用物資の点検
- 2災害対応マニュアルの整備
- 3急性ストレス障害〈ASD〉に対するケア✓ 正解
- 4心的外傷後ストレス障害〈PTSD〉への介入
正解
3
解説
災害は急性期・亜急性期・慢性期(復興期)と時期区分される。亜急性期はおおむね発災後数日から数週間で、生命の危機を脱した後に被災者に生じる急性ストレス障害(ASD)など心身の反応へのケアが重要となる時期である。したがって選択肢3が適切である。
選択肢の解説
1災害用物資の点検は災害が起こる前の備え(静穏期・準備期)に行う活動であり、亜急性期の活動ではないため誤り。
2災害対応マニュアルの整備は平常時(準備期)に行う備えであり、亜急性期に行う活動ではないため誤り。
3急性ストレス障害(ASD)は心的外傷的出来事の後おおむね1か月以内に生じる反応で、亜急性期にこれに対する心のケアを行うことは時期的に適切である。よって正しい。
4心的外傷後ストレス障害(PTSD)は症状が1か月以上持続する病態で、主に慢性期(復興期)に対応する。亜急性期の活動としては時期が早く適切でないため誤り。
出典・参考
用語
- 亜急性期
- 災害発生後の時間経過による被災者の状態の変化を示す区分の一つです。発災後数日から数週間の期間を指し、生命の危機を脱した後に被災者に急性ストレス障害などの心身の反応が生じる時期です。この時期の看護は身体的ケアから心理社会的支援へシフトする重要な段階です。