第115回 看護師国家試験(午後)2つ選べ成人看護学

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下肢静脈瘤の危険因子はどれか。2つ選べ。

  1. 1外傷
  2. 2喫煙
  3. 3高齢✓ 正解
  4. 4手術
  5. 5妊娠✓ 正解

正解

3・5

解説

下肢静脈瘤は、下肢表在静脈の静脈弁の機能不全により血液が逆流・うっ滞して静脈が拡張・蛇行する疾患である。静脈弁の機能低下や静脈圧上昇をきたす因子が危険因子となり、加齢(静脈壁・弁の脆弱化)や妊娠(増大した子宮による下大静脈の圧迫やホルモンによる静脈拡張、循環血液量増加)が代表的である。そのほか長時間の立ち仕事や女性、肥満、家族歴なども関与する。正答は「3」と「5」である。


選択肢の解説

1外傷は深部静脈血栓症などの誘因にはなりうるが、表在静脈の弁不全による下肢静脈瘤の主要な危険因子ではないため誤りである。
2喫煙は動脈硬化や閉塞性動脈疾患の危険因子であり、下肢静脈瘤の確立した危険因子ではないため誤りである。
3加齢に伴い静脈壁の弾力低下と静脈弁の機能不全が進むため、高齢は下肢静脈瘤の危険因子であり正しい。
4手術は深部静脈血栓症の危険因子ではあるが、下肢静脈瘤そのものの危険因子ではないため誤りである。
5妊娠では循環血液量増加と増大した子宮による静脈圧迫、女性ホルモンによる静脈平滑筋弛緩により下肢静脈がうっ滞しやすく、危険因子であり正しい。

用語

下肢静脈瘤
下肢の浅い表在静脈において、静脈弁の機能不全によって血液が逆流し、静脈が蛇行・拡張して瘤状になる疾患です。加齢や妊娠による静脈圧上昇、立ち仕事などが危険因子として知られています。
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