問90
リエゾン精神看護を専門とする看護師の役割で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1看護管理者に対して職員の部署異動を指示する。
- 2せん妄がみられる患者に対する処方内容を変更する。
- 3多職種から依頼を受けてコンサルテーションを行う。✓ 正解
- 4強い不安を訴える身体疾患患者に心理的ケアを行う。✓ 正解
- 5身体疾患をもつ患者に対する身体的拘束の判断を行う。
正解
3・4
解説
リエゾン精神看護は、身体疾患をもつ患者の精神的問題に対し、精神看護の専門知識をもつ看護師(精神看護専門看護師など)が一般病棟などで援助する活動である。その役割は、不安や抑うつ、せん妄などを抱える患者への直接的な心理的ケアと、多職種やスタッフからの依頼を受けてコンサルテーション(相談・助言)を行うことが中心であり、診断・処方や指示権限を伴う行為は医師の業務である。正答は「3」と「4」である。
選択肢の解説
1職員の部署異動を指示するのは看護管理上の権限であり、リエゾン精神看護を専門とする看護師の役割ではないため誤りである。
2処方内容の変更は医師の業務(診療行為)であり、看護師が行うことはできないため誤りである。
3多職種からの依頼を受けて相談・助言を行うコンサルテーションはリエゾン精神看護の中心的役割であり正しい。
4強い不安を訴える身体疾患患者への心理的ケアはリエゾン精神看護の役割であり正しい。
5身体的拘束(行動制限)の要否の判断は医師の指示・判断のもとに行われるものであり、専門看護師が単独で判断する役割ではないため誤りである。
用語
- リエゾン精神看護
- 身体疾患をもつ患者の精神的問題に対して、精神看護の専門知識を持つ看護師が多職種からの相談に応じたり、不安や抑うつ、せん妄などを抱える患者への心理的ケアを行ったりする活動です。一般病棟などでの援助が中心です。