情報処理安全確保支援士試験 情報セキュリティスペシャリスト試験 平成28年度秋期 午前Ⅰ 問10: DBMS をシステム障害発生後に再立上げするとき,ロールフォワードすべきトランザクションとロールバックすべきトランザクションの組合せとして,適切なものはどれか。
←情報セキュリティスペシャリスト試験 平成28年度秋期 午前Ⅰ
DBMS をシステム障害発生後に再立上げするとき,すべきとすべきトランザクションの組合せとして,適切なものはどれか。ここで,トランザクションの中で実行される処理内容は次のとおりとする。
| トランザクション | データベースに対する Read 回数 と Write 回数 |
|---|
| T1, T2 | Read 10, Write 20 |
| T3, T4 | Read 100 |
| T5, T6 | Read 20, Write 10 |
T1, T3, T4 はチェックポイント前にコミットされ,T2, T5 はチェックポイント後・障害発生前にコミットされ,T6 はコミットされていない。(T2 はチェックポイント前に開始されチェックポイント後にコミット,T5 はチェックポイント後に開始されコミット,T6 はチェックポイント後に開始され未コミット) 問題本文
DBMS をシステム障害発生後に再立上げするとき,ロールフォワードすべきトランザクションとロールバックすべきトランザクションの組合せとして,適切なものはどれか。ここで,トランザクションの中で実行される処理内容は次のとおりとする。 T1, T3, T4 はチェックポイント前にコミットされ,T2, T5 はチェックポイント後・障害発生前にコミットされ,T6 はコミットされていない。(T2 はチェックポイント前に開始されチェックポイント後にコミット,T5 はチェックポイント後に開始されコミット,T6 はチェックポイント後に開始され未コミット)
選択肢
- ア.ロールフォワード:T2, T5 ロールバック:T6
- イ.ロールフォワード:T2, T5 ロールバック:T3, T6
- ウ.ロールフォワード:T1, T2, T5 ロールバック:T6
- エ.ロールフォワード:T1, T2, T5 ロールバック:T3, T6
正解
ア. ロールフォワード:T2, T5 ロールバック:T6
解説
障害回復時のロールフォワード/ロールバック対象を問う問題。原則は,チェックポイント後にコミット済みのトランザクションは更新がディスクに未反映の可能性があるためロールフォワード(再実行)し,未コミットのものはロールバック(取消し)する。チェックポイント前コミット(T1,T3,T4)はディスク反映済みで対象外。Read専用のT3,T4は更新がなく取消し不要。よってロールフォワードはT2・T5,ロールバックはT6で,アが正解。WALとチェックポイントの整合性回復は運用の要。
選択肢ごとの解説
- ア.チェックポイント後コミットのT2・T5を再実行し,未コミットのT6を取り消すで正しい。
- イ.T3はRead専用かつチェックポイント前コミットで,ロールバック対象に含めるのは誤り。
- ウ.T1はチェックポイント前コミットでディスク反映済みのため,再実行対象に含めるのは誤り。
- エ.T1の再実行もT3のロールバックも不要で,二重に誤っており不適切。
情報セキュリティスペシャリスト試験 平成28年度秋期 午前Ⅰ の過去問一覧へ戻る・問10