宅地建物取引士試験 平成18年(2006年)10月11: 事業者Aが雇用している従業員Bが行った不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

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権利関係
次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

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問題本文

事業者Aが雇用している従業員Bが行った不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

選択肢

  • 1.Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aに使用者としての損害賠償責任が発生する場合、Bには被害者に対する不法行為に基づく損害賠償責任は発生しない。
  • 2.Bが営業時間中にA所有の自動車を運転して取引先に行く途中で前方不注意で人身事故を発生させた場合でも、Aに無断で自動車を運転していた場合には、Aに使用者としての損害賠償責任は発生しない。
  • 3.Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aに使用者としての損害賠償責任が発生する場合、Aが被害者に対して売買代金債権を有していれば、被害者は不法行為に基づく損害賠償債権で売買代金債権を相殺することができる。
  • 4.Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aが使用者としての損害賠償責任を負担した場合、A自身は不法行為を行っていない以上、Aは負担した損害額の2分の1をBに対して求償できる。

正解

3. Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aに使用者としての損害賠償責任が発生する場合、Aが被害者に対して売買代金債権を有していれば、被害者は不法行為に基づく損害賠償債権で売買代金債権を相殺することができる。

解説

使用者責任に関する問題。被用者の不法行為で使用者責任が成立する場合、被用者本人も不法行為責任を負い両者は不真正連帯債務関係に立つ。被害者の不法行為損害賠償債権と使用者の被害者に対する売買代金債権の相殺は可能(判例)。

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