応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 令和3年度秋期 午前2: ATM(現金自動預払機)が1台ずつ設置してある二つの支店を統合し,統合後の支店にはATMを1台設置する。統合後のATMの平均待ち時間を求める式はどれか。ここで,

応用情報技術者試験 令和3年度秋期 午前
Q 22 / 80
ATM(現金自動預払機)が1台ずつ設置してある二つの支店を統合し,統合後の支店にはATMを1台設置する。統合後のATMの平均待ち時間を求める式はどれか。ここで,待ち時間はM/M/1の待ち行列モデルに従い,平均待ち時間にはサービス時間を含まず,ATMを1台に統合しても十分に処理できるものとする。 〔条件〕 (1) 統合後の平均サービス時間:Ts (2) 統合前のATMの利用率:両支店ともρ (3) 統合後の利用者数:統合前の両支店の利用者数の合計
この問の正解率:68.71%(735件)

問題本文

ATM(現金自動預払機)が1台ずつ設置してある二つの支店を統合し,統合後の支店にはATMを1台設置する。統合後のATMの平均待ち時間を求める式はどれか。ここで,待ち時間はM/M/1の待ち行列モデルに従い,平均待ち時間にはサービス時間を含まず,ATMを1台に統合しても十分に処理できるものとする。 〔条件〕 (1) 統合後の平均サービス時間:Ts (2) 統合前のATMの利用率:両支店ともρ (3) 統合後の利用者数:統合前の両支店の利用者数の合計

選択肢

  • .ρ/(1-ρ)×Ts
  • .ρ/(1-2ρ)×Ts
  • .2ρ/(1-ρ)×Ts
  • .2ρ/(1-2ρ)×Ts

正解

. 2ρ/(1-2ρ)×Ts

解説

M/M/1 の待ち行列モデルにおける平均待ち時間の公式「待ち時間 = {ρ/(1−ρ)}× サービス時間 Ts」(ρ=利用率)を、統合で利用率がどう変化するかと組み合わせて考える問題である。統合前の各支店の利用率はρで、利用者数が両支店分(2倍)に増えるのに対しATMは1台のままなので、単位時間あたりの到着件数が2倍になり利用率は 2ρ になる。これを公式に代入すると平均待ち時間は {2ρ/(1−2ρ)}× Ts となり、正解はエ。

選択肢ごとの解説

  • .利用率がρのまま(=統合前の1支店)の式であり、利用者数が2倍に増えたことが反映されていないので誤り。
  • .分子のρ(到着量の増加)と分母の2ρ(利用率)が対応しておらず、公式 ρ/(1−ρ) の形に統合後の利用率 2ρ を一貫して代入できていないため誤り。
  • .分子は2ρと正しく増えているが、分母が(1−ρ)のままで、同じ利用率 2ρ を代入していないので公式と整合せず誤り。
  • .正しい。利用者数が2倍になると利用率が 2ρ になり、公式 ρ/(1−ρ) のρをすべて 2ρ に置き換えた 2ρ/(1−2ρ)×Ts が統合後の平均待ち時間になる。

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