3 台の装置 X 〜 Z を接続したシステム A,B のに関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,3 台の装置の稼働率は,いずれも 0 より大きく 1 より小さいものとし,並列に接続されている部分は,どちらか一方が稼働していればよいものとする。
この問の正解率:54.60%(359件)
問題本文
3 台の装置 X 〜 Z を接続したシステム A,B の稼働率に関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,3 台の装置の稼働率は,いずれも 0 より大きく 1 より小さいものとし,並列に接続されている部分は,どちらか一方が稼働していればよいものとする。
選択肢
ア.各装置の稼働率の値によって,A と B の稼働率のどちらが高いかは変化する。
イ.常に A と B の稼働率は等しい。
ウ.常に A の稼働率は B より高い。
エ.常に B の稼働率は A より高い。
正解
エ. 常に B の稼働率は A より高い。
解説
直列部分の稼働率は各稼働率の積、並列部分は「1−(両方が故障する確率)」で求めます。図のシステム A は(X と Y の並列)に Z を直列接続した構成で、稼働率は {1−(1−x)(1−y)}×z です。システム B は(X と Z の直列)に Y を並列接続した構成で、稼働率は 1−{1−xz}×(1−y) です。A では Z が並列化されていない単一箇所(Z が故障すると全体停止)であるのに対し、B では X-Z の経路全体に Y の予備経路があるため、稼働率がいずれも 0〜1 の範囲ではどんな値でも常に B の方が高くなります。例えば x=y=z=0.9 なら A=0.891、B=0.981 となり B が上回ります。よって “常に B の稼働率は A より高い” とする エ が正解です。
選択肢ごとの解説
ア.B は X-Z 経路全体に予備(Y)を持つのに対し A は Z が単一障害点となるため、稼働率の大小は装置の値によらず常に B が上で、優劣が入れ替わることはないので誤り。
イ.両者の構成(並列にする範囲)が異なるため稼働率は一致せず、常に B の方が高いので誤り。
ウ.A は Z が冗長化されていない分だけ不利であり、A が B より高くなることはないため誤り。
エ.B は直列経路全体を並列化しており単一障害点がないため、稼働率がどんな値でも常に A を上回り正しい。