応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 令和6年度秋期 午前 問16: タスクスケジューリング方式の説明のうち,特定のタスクが CPU 資源の割当てを待ち続ける可能性が最も高いものはどれか。
タスクスケジューリング方式の説明のうち,特定のタスクが CPU 資源の割当てを待ち続ける可能性が最も高いものはどれか。
72.04%
問題本文
タスクスケジューリング方式の説明のうち,特定のタスクが CPU 資源の割当てを待ち続ける可能性が最も高いものはどれか。
選択肢
- ア.各タスクの優先度を決めて,優先度が高い順に実行し,CPU 割当てまでの待ち時間の長さに応じて優先度を徐々に上げていく。
- イ.各タスクを実行可能待ち行列に置かれた順に実行し,一定時間が経過したら実行を中断して実行可能待ち行列の最後尾に加える。
- ウ.処理予定時間が最も短いタスクから順に処理を実行する。現在実行中の処理が終了するか,又は何らかの要因によって中断されたとき,次のタスクを開始する。
- エ.タスクがシステムに到着した順に実行可能待ち行列の最後尾に加え,常に実行可能待ち行列の先頭のタスクに CPU を割り当てる。
正解
ウ. 処理予定時間が最も短いタスクから順に処理を実行する。現在実行中の処理が終了するか,又は何らかの要因によって中断されたとき,次のタスクを開始する。
解説
特定のタスクが CPU を割り当てられないまま待ち続ける現象を飢餓(スタベーション)という。処理予定時間が短いタスクを優先する方式(最短ジョブ優先)では、短い処理が次々と到着し続ける限り、処理時間の長いタスクはいつまでも順番が回ってこず待ち続ける可能性が最も高い。これを述べたウが正解である。
選択肢ごとの解説
- ア.待ち時間に応じて優先度を徐々に上げる方式(エイジング)は、長く待ったタスクの優先度が上がっていずれ実行されるため、待ち続ける可能性は低く誤りである。
- イ.一定時間で実行を打ち切り待ち行列の最後尾へ回すラウンドロビン方式は、全タスクに公平に CPU が回るため待ち続けることはなく誤りである。
- ウ.最短ジョブ優先方式は短い処理が到着し続けると長い処理の順番が回らず、特定タスクが待ち続ける飢餓が最も起こりやすいため正解である。
- エ.到着順(FCFS)で先頭から CPU を割り当てる方式は、並んだ順に必ず処理されるため待ち続けることはなく誤りである。
応用情報技術者試験 令和6年度秋期 午前 の過去問一覧へ戻る・問16