応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 令和6年度春期 午前2: ATM(現金自動預払機)が 1 台ずつ設置してある二つの支店を統合し,統合後の支店には ATM を 1 台設置する。統合後の ATM の平均待ち時間を求める式は

応用情報技術者試験 令和6年度春期 午前
Q 22 / 80
ATM(現金自動預払機)が 1 台ずつ設置してある二つの支店を統合し,統合後の支店には ATM を 1 台設置する。統合後の ATM の平均待ち時間を求める式はどれか。ここで,待ち時間は M/M/1 の待ち行列モデルに従い,平均待ち時間にはサービス時間を含まず,ATM を 1 台に統合しても十分に処理できるものとする。 〔条件〕 (1)統合後の平均サービス時間:Ts (2)統合前の ATM の利用率:両支店とも ρ (3)統合後の利用者数:統合前の両支店の利用者数の合計
この問の正解率:57.59%(349件)

問題本文

ATM(現金自動預払機)が 1 台ずつ設置してある二つの支店を統合し,統合後の支店には ATM を 1 台設置する。統合後の ATM の平均待ち時間を求める式はどれか。ここで,待ち時間は M/M/1 の待ち行列モデルに従い,平均待ち時間にはサービス時間を含まず,ATM を 1 台に統合しても十分に処理できるものとする。 〔条件〕 (1)統合後の平均サービス時間:Ts (2)統合前の ATM の利用率:両支店とも ρ (3)統合後の利用者数:統合前の両支店の利用者数の合計

選択肢

  • .ρ/(1−ρ)×Ts
  • .ρ/(1−2ρ)×Ts
  • .2ρ/(1−ρ)×Ts
  • .2ρ/(1−2ρ)×Ts

正解

. 2ρ/(1−2ρ)×Ts

解説

M/M/1 待ち行列モデルの平均待ち時間は {ρ/(1−ρ)}×Ts で表され、利用率ρはサービス時間÷到着間隔で決まる。二つの支店を1台のATMに統合すると利用者数が2倍になり、到着間隔が半分になるので利用率は 2ρ に上がる。したがって統合後の平均待ち時間は {2ρ/(1−2ρ)}×Ts となり、エが正解である。利用率を統合前のρのまま使う誤りを避ける点がポイントである。

選択肢ごとの解説

  • .ρ/(1−ρ)×Ts は統合前の1支店ぶんの待ち時間であり、利用者数が2倍に増えた統合後の利用率2ρを反映していないため誤り。
  • .分母は 1−2ρ と正しく2倍の利用率を反映しているが、分子のρが2倍になっておらず式として不整合で誤り。
  • .分子は2ρで正しいが、分母が 1−ρ のままで利用率の上昇を一部しか反映しておらず誤り。
  • .正しい。利用者数2倍により利用率が2ρに上がるため、ρを2ρに置き換えた 2ρ/(1−2ρ)×Ts が統合後の平均待ち時間となる。

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