[中問D - ストラテジ] A図書館では,書籍の他に雑誌も閲覧に供している。ただし,貸出しは行っていない。雑誌を購入する予算は限られているので,Bさんは,利用者によく読まれている雑誌を優先的に購入したいと考えている。そこで,新システムで導入を検討しているRFIDを使ってデータを取得し,そのデータを利用することで雑誌の入替え時の参考にできないかを調査した。 雑誌は,雑誌を載せる棚をもつラック(以下,雑誌ラックという)に置かれている。RFIDを用いた市販システムを調べた結果,雑誌にシート状に加工したRFIDを貼り,棚の一つ一つにRFID読取装置を設置することで,棚から取り出した時刻,棚に戻した時刻を記録できることが分かった。 この仕組みを用いて取得したデータから得ることのできる情報として,適切なものはどれか。
ア. 雑誌ごとに,雑誌ラックの棚から取り出された回数と取り出されていた時間を取得できる。
RFIDで取得できるのは雑誌(物体)が棚から取り出された時刻と戻された時刻のみで,利用者属性(年代・性別)や同一人物の識別,曜日別の分析は属性情報と紐づかないため取得できません(利用者がRFIDタグを持たないため)。よって取り出し回数と取り出されていた時間の取得のみが可能で,アが正解です。データ取得可能性の見極めと,その範囲を超える誤った主張を排除する力が問われる問題で,RFID技術の限界を理解することがポイントで,データ取得範囲の正確な認識が必要となり,要件抽出の基本になります。
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