ITパスポート試験 ITパスポート 2013年 (平成25年 秋期)100: [中問D - ストラテジ] A図書館では,書籍の他に雑誌も閲覧に供している。ただし,貸出しは行っていない。雑誌を購入する予算は限られているので,Bさんは,利用者

ITパスポート 2013年 (平成25年 秋期)
Q 100100 / 100
[中問D - ストラテジ] A図書館では,書籍の他に雑誌も閲覧に供している。ただし,貸出しは行っていない。雑誌を購入する予算は限られているので,Bさんは,利用者によく読まれている雑誌を優先的に購入したいと考えている。そこで,新システムで導入を検討しているを使ってデータを取得し,そのデータを利用することで雑誌の入替え時の参考にできないかを調査した。 雑誌は,雑誌を載せる棚をもつラック(以下,雑誌ラックという)に置かれている。Dを用いた市販システムを調べた結果,雑誌にシート状に加工したRFIDを貼り,棚の一つ一つにRFID読取装置を設置することで,棚から取り出した時刻,棚に戻した時刻を記録できることが分かった。 この仕組みを用いて取得したデータから得ることのできる情報として,適切なものはどれか。
この問の正解率:85.08%(2,212件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

[中問D - ストラテジ] A図書館では,書籍の他に雑誌も閲覧に供している。ただし,貸出しは行っていない。雑誌を購入する予算は限られているので,Bさんは,利用者によく読まれている雑誌を優先的に購入したいと考えている。そこで,新システムで導入を検討しているRFIDを使ってデータを取得し,そのデータを利用することで雑誌の入替え時の参考にできないかを調査した。 雑誌は,雑誌を載せる棚をもつラック(以下,雑誌ラックという)に置かれている。RFIDを用いた市販システムを調べた結果,雑誌にシート状に加工したRFIDを貼り,棚の一つ一つにRFID読取装置を設置することで,棚から取り出した時刻,棚に戻した時刻を記録できることが分かった。 この仕組みを用いて取得したデータから得ることのできる情報として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .雑誌ごとに,雑誌ラックの棚から取り出された回数と取り出されていた時間を取得できる。
  • .雑誌ごとに,雑誌ラックの棚から取り出された回数と取り出されていた平均時間を,利用者の年代ごとに取得できる。
  • .雑誌ごとに,雑誌ラックの棚から取り出された回数を,曜日ごと,利用者の性別ごとに取得できる。
  • .同一人物がある雑誌を複数回取り出した場合の重複を排除し,雑誌ごとに,雑誌ラックの棚から取り出した人数を取得できる。

正解

. 雑誌ごとに,雑誌ラックの棚から取り出された回数と取り出されていた時間を取得できる。

解説

RFIDで取得できるのは雑誌(物体)が棚から取り出された時刻と戻された時刻のみで,利用者属性(年代・性別)や同一人物の識別,曜日別の分析は属性情報と紐づかないため取得できません(利用者がRFIDタグを持たないため)。よって取り出し回数と取り出されていた時間の取得のみが可能で,アが正解です。データ取得可能性の見極めと,その範囲を超える誤った主張を排除する力が問われる問題で,RFID技術の限界を理解することがポイントで,データ取得範囲の正確な認識が必要となり,要件抽出の基本になります。

選択肢ごとの解説

  • .正解。雑誌ごとに取り出し回数と取り出されていた時間が取得できるのは,時刻情報(取り出し時刻と戻し時刻)のみで可能。差分時間と回数が分かる範囲で,雑誌側のRFIDだけで実現できる情報。
  • .年代別データはRFIDが取得する時刻情報からは得られないため誤り。利用者属性情報の取得には別の仕組み(会員カード等)が必要で,雑誌側のRFIDだけでは利用者の年代は分からない。
  • .曜日別・性別データは時刻からは曜日は導出可能だが性別データはRFIDが取得する時刻情報からは得られないため誤り。利用者属性は紐づかず,性別情報の取得は別仕組みが必要。
  • .同一人物の識別はRFIDが取得する時刻情報(雑誌側のRFID)からは得られないため誤り。利用者識別には利用者側のRFIDタグが必要で,雑誌側のRFIDだけでは個人を区別できない。

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