ITパスポート 2013年 (平成25年 春期) 問64「ウイルス対策ソフトの適切な運用方法はどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約56%です。
正解
ウ. 導入後もウイルス定義ファイルの更新を継続して行う。
正答率 56.2%(1,015人中 570人が正解)
問題の解説
ウイルス対策ソフトの適切な運用は,①常時起動(常駐検査)で読み書きするファイルをリアルタイムにスキャン,②ウイルス定義ファイル(パターンファイル)を継続的に最新版へ更新,③定期的なフルスキャンで隠れた感染を検知,④利用者教育の徹底,が基本.新たに発見されるウイルスに対応するため定義ファイルの更新が継続的に必要となる.アは検査時のみ起動で常時保護が欠落,イは導入時フルスキャンのみで以後省略は新規ウイルスに対応不可,エはプロバイダのウイルスチェックだけに依存は不十分(全感染経路をカバーできない).以上から定義ファイルの継続更新を述べたウが適切な運用方法で正解.
選択肢ごとの解説
- ウイルス対策ソフトをハードディスク検査時のみ起動し検査終了後は停止させるという運用は不適切.この運用では非起動時にメール・Web・USB等から侵入するウイルスを検知できず,リアルタイム保護が欠落してしまう.常駐検査でリアルタイム保護を維持するのが基本で本選択肢は誤り.
- 導入時にハードディスク全体を検査しておけば以後は常駐検査だけでよいとするが,これは新たに発見されるウイルスへの対応を考慮していない.ウイルス定義ファイルが古ければ新種ウイルスを検知できないため,定義ファイルの継続更新が必須.導入時検査と常駐検査だけで完結する運用は誤り.
- 正解.導入後もウイルス定義ファイル(パターンファイル)の更新を継続して行うのは,新たに発見されるウイルスに対応するために必須の運用.ベンダから配布される最新の定義ファイルを定期的にダウンロードし常駐検査エンジンに反映させることで,既知のウイルスへの防御を維持できる.
- プロバイダ側でウイルスチェックが行われている場合でもPC側のウイルス対策ソフト導入は必要.プロバイダのチェックはメール経路の一部に限定され,USBメモリやWebダウンロード等からの感染経路をカバーできない.PC側にも対策ソフトを導入する多層防御が原則のため本選択肢は誤り.
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