情報処理安全確保支援士試験 情報処理安全確保支援士試験 令和3年度秋期 午前Ⅱ3: PQC(Post-Quantum Cryptography)はどれか。

情報処理安全確保支援士試験 令和3年度秋期 午前Ⅱ
Q 33 / 25
PQC(Post-Quantum Cryptography)はどれか。

問題本文

PQC(Post-Quantum Cryptography)はどれか。

選択肢

  • .量子アニーリングマシンを用いて,回路サイズ,消費電力,処理速度を飛躍的に向上させた実装性能をもつ暗号方式
  • .量子コンピュータを用いた攻撃に対しても,安全性を保つことができる暗号方式
  • .量子コンピュータを用いて効率的に素因数分解を行うアルゴリズムによって,暗号を解読する技術
  • .量子通信路を用いた鍵配送システムを利用し,大容量のデータを高速に送受信する技術

正解

. 量子コンピュータを用いた攻撃に対しても,安全性を保つことができる暗号方式

解説

PQC(耐量子計算機暗号)は、Shorのアルゴリズムで素因数分解や離散対数を高速に解く量子コンピュータが実用化されても、安全性を保てる暗号方式の総称。格子暗号などが代表で、イが正しい。RSA楕円曲線暗号が将来破られるリスクに備え、NISTが標準化を進めており、暗号資産や長期秘匿データの保護で重要になる。

選択肢ごとの解説

  • .量子アニーリングによる実装性能向上は最適化用途の話で、耐量子の暗号方式とは無関係であり誤り。
  • .量子コンピュータによる攻撃にも耐える暗号方式という説明はPQCの定義に合致し正解。
  • .素因数分解で暗号を解読する技術はShorのアルゴリズム側、すなわち攻撃手法でPQCそのものではないため誤り。
  • .量子鍵配送(QKD)による鍵共有の説明で、計算量的安全性に基づくPQCとは別概念のため誤り。

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