宅地建物取引士試験 平成18年(2006年)10月1: 次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

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権利関係
次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
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問題本文

次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

選択肢

  • 1.契約締結交渉中の一方の当事者が契約交渉を打ち切ったとしても、契約締結に至っていない契約準備段階である以上、損害賠償責任が発生することはない。
  • 2.民法第1条第2項が規定する信義誠実の原則は、契約解釈の際の基準であり、信義誠実の原則に反しても、権利の行使や義務の履行そのものは制約を受けない。
  • 3.時効は、一定時間の経過という客観的事実によって発生するので、消滅時効の援用が権利の濫用となることはない。
  • 4.所有権に基づく妨害排除請求が権利の濫用となる場合には、妨害排除請求が認められることはない。

正解

4. 所有権に基づく妨害排除請求が権利の濫用となる場合には、妨害排除請求が認められることはない。

解説

民法の基本原則(信義則・権利濫用)に関する問題。判例上、契約準備段階の信義則違反は損害賠償責任を生じうる(契約締結上の過失)、信義則違反の権利行使は制約される、消滅時効の援用も権利濫用となりうる、所有権に基づく妨害排除請求も権利濫用となれば認められない(宇奈月温泉事件)。よって肢4が正しい。

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