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権利関係
民法第94条第2項は、相手方と通じてした虚偽の意思表示の無効は「善意の第三者に対抗することができない。」と定めている。次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、同項の「第三者」に該当しないものはどれか。
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A所有の甲土地についての所有権移転登記と権利の主張に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
4. Aが甲土地をHとIとに対して二重に譲渡した場合において、Hが所有権移転登記を備えない間にIが甲土地を善意のJに譲渡してJが所有権移転登記を備えたときは、Iがいわゆる背信的悪意者であっても、Hは、Jに対して自らが所有者であることを主張することができない。
不動産物権変動と登記の対抗要件に関する総合問題。①時効取得者は時効完成前の譲受人(原所有者からの承継人)に対しては登記なくして対抗できる(判例)。②賃貸人たる地位の主張には登記が必要(最判昭49.3.19)。③二重譲渡では先に登記を備えた方が勝ち、契約の先後は無関係。④背信的悪意者からの転得者であっても、転得者自身が背信的悪意者でなければ保護される(最判平8.10.29)。よって肢4が正しい。
平成24年(2012年)10月 の過去問一覧へ戻る・問6