宅地建物取引士試験 令和6年(2024年)10月5: 履行遅滞に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

1/50問

権利関係
法律行為に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

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問題本文

履行遅滞に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

選択肢

  • 1.不法行為の加害者は、不法行為に基づく損害賠償債務について、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。
  • 2.善意の受益者は、その不当利得返還債務について、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。
  • 3.請負人の報酬債権に対して、注文者がこれと同時履行の関係にある目的物の瑕疵修補に代わる損害賠償債権を自働債権とする相殺の意思表示をした場合、注文者は、請負人に対する相殺後の報酬残債務について、当該残債務の履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。
  • 4.債務の履行について不確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来したことを知った後に履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

正解

2. 善意の受益者は、その不当利得返還債務について、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

解説

履行遅滞の起算点に関する条文知識を問う問題。①不法行為損害賠償債務は加害行為時から遅滞(判例)、②不当利得返還債務は履行請求時から遅滞(412条3項)、③相殺後の同時履行関係にある残債務は履行請求時から遅滞(判例)、④不確定期限ある債務は、期限到来後の請求又は期限到来を知った時のいずれか早い時から遅滞(412条2項)。各債務類型別の遅滞起算点の正確な理解が問われる。

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