ITパスポート 2009年 (平成21年 春期) 問1「コンプライアンス経営を説明したものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約85%です。
正解
ウ. 企業倫理に基づき,ルール,マニュアル,チェックシステムなどを整備し,法令や社会規範を遵守した企業活動を行う。
正答率 85.3%(1,331人中 1,136人が正解)
問題の解説
正解はウ。コンプライアンス経営は「法令遵守経営」のこと。企業倫理に基づき,法令・社会規範を守るためのルール,マニュアル,チェック体制(内部統制の仕組み)を整備して活動することを指す。混同しやすい用語が同類の経営概念として並ぶ典型問題で,アはコーポレートガバナンス(企業統治),イはアカウンタビリティ(説明責任),エはIR(Investor Relations,投資家向け広報)。経営者の行動原理を表す概念群として整理して覚えるのが定石.
選択肢ごとの解説
- コーポレートガバナンス(企業統治)の説明。経営の暴走を防ぐため株主や監査役が経営管理を監視・点検する枠組みで,社外取締役の登用などが代表策。本問はルール遵守を主題とするコンプライアンスとは別概念.
- アカウンタビリティ(説明責任)の説明。株主や顧客,従業員などの利害関係者(ステークホルダ)に対し,経営活動の内容や実績を説明する責任を指す。法令遵守そのものではない.
- 正解。企業倫理に基づき,行動規範やマニュアル,チェック体制を整え,法令や社会規範を遵守して企業活動を行うのがコンプライアンス経営。倫理教育やルール明文化が推進活動の典型例.
- IR(Investor Relations)の説明。投資家・アナリストに正確な経営情報を継続的・適時に開示する活動で,情報開示を通じて企業価値を高める広報活動である.遵守そのものを指す本問の主題ではない.
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