ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期) 問76「コンピュータにおける命令の実行順序に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約64%です。
正解
ウ. a:読込み, b:解読
正答率 64.1%(1,184人中 759人が正解)
問題の解説
正解はウ.コンピュータの命令実行サイクルは(1)プログラムカウンタが示す番地から命令を読込み(フェッチ:a)→(2)プログラムカウンタを次の命令位置に進める→(3)読み込んだ命令を解読(デコード:b)→(4)命令に応じた処理を実行(エグゼキュート)→(5)繰り返し.読込→解読→実行という基本サイクルで,a:読込み,b:解読が正しい順序.「フェッチ・デコード・エグゼキュート」の流れはCPUアーキテクチャの基本で,プログラムカウンタの自動インクリメントで順次実行が実現される.選択肢間の対比を意識して用語整理を行うのが得点のポイント.
選択肢ごとの解説
- a:解読,b:読込みでは順序が逆.命令はまず主記憶から読込んで(フェッチ)から内容を解読(デコード)するのが正しい順番.解読を先に書いて読込みを後に書くと現実のCPU動作と矛盾するため不適切な順序の組合せとなる.設問の主題と異なる領域の概念で答えにならない.
- a:書込み,b:解読では,そもそも命令実行の最初に「書込み」は行わない.命令は主記憶から読込むものであって書込むものではなく,書込みは実行段階で結果をメモリに書き戻すなどの場面で発生する別の動作となる.用語の定義を取り違えやすい紛らわしい選択肢.
- 正解.a:読込み(命令をメモリからCPUに取得=フェッチ),b:解読(命令の内容を解析=デコード)の順が正しいCPUの命令実行サイクル.プログラムカウンタ参照→読込→PC更新→解読→実行の流れが標準的なノイマン型CPU動作.対比される他選択肢との違いも整理しておく.
- a:読込み,b:書込みでは,bが書込みとなっているが,正しくは解読(デコード)が入る.書込みは命令実行段階で結果をメモリに書き戻す動作で,(4)の解読のステップに「書込み」を入れるのは命令サイクル理解として誤り.対象や目的が設問の条件と異なるため不適切.
ITパスポート 2012年 (平成24年 秋期) の過去問一覧に戻る・問76