問題本文
電子レンジ,炊飯器などの家電製品に組み込まれているコンピュータの総称として,適切なものはどれか。
選択肢
- ア.スーパーコンピュータ
- イ.パーソナルコンピュータ
- ウ.マイクロコンピュータ
- エ.ミニコンピュータ
解説
コンピュータは規模別に分類される.スーパーコンピュータは科学技術計算など極めて高速な処理を行う最上位機,メインフレーム(汎用機)は基幹業務処理用大型機,ミニコンピュータは70〜80年代に多用された中型機(現在はほぼ歴史用語),パーソナルコンピュータは個人用机上型機.そしてマイクロコンピュータ(マイコン)は機器組込み向けの小型コンピュータで,1チップに集積したマイクロプロセッサとメモリ等から構成され,電子レンジ・炊飯器・エアコン・自動車制御など家電や産業機器の制御用に広く使われる.以上から家電組込み用途はウのマイクロコンピュータが正解.
選択肢ごとの解説
- ア.スーパーコンピュータは気象予測・核反応シミュレーション・分子設計・大規模科学技術計算などに使われる最高性能のコンピュータで,日本では富岳などが代表例.物理的に巨大で電力消費も極めて大きく価格も非常に高価のため,家電製品に組み込む規模・コストの用途には全く適合せず本問の正解にはならない.
- イ.パーソナルコンピュータ(PC)は個人が業務・学習・娯楽等に使う机上型コンピュータで,汎用OS(Windows・macOSなど)とアプリケーションが動作する点が特徴.家電組込み用途とは規模・OS・使用目的すべてが異なり,家電内部のコンピュータの総称ではないため誤り.
- ウ.正解.マイクロコンピュータ(マイコン)は家電製品・産業機器に組み込まれる小型コンピュータの総称で,マイクロプロセッサとメモリ等を1チップ化したマイクロコントローラ(MCU)を中核とする.電子レンジ・炊飯器・エアコン・自動車制御など家電・組込みシステムの制御部に幅広く内蔵される.
- エ.ミニコンピュータは1970〜80年代の中型業務用コンピュータの総称で,メインフレームより小型・低価格・PCより大型な位置付けの歴史的カテゴリ.オフィスや工場の業務処理に使われたが,家電組込み用途とは規模・用途ともに大きく異なり,現代では事実上死語のため誤り.
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