ITパスポート試験 ITパスポート 2013年 (平成25年 春期)97: [中問D Webサイトを利用した商品販売] N社はスポーツ用品の小売販売業者で,実店舗販売の他,インターネットのショッピングサイトを利用した通信販売も行っている

ITパスポート 2013年 (平成25年 春期)
Q 9797 / 100
[中問D Webサイトを利用した商品販売] N社はスポーツ用品の小売販売業者で,実店舗販売の他,インターネットのショッピングサイトを利用した通信販売も行っている。ショッピングサイトのサーバの運用は外部に委託しており,毎月,委託先からアクセスログの分析結果が報告されるので,この報告に基づき,サイトの運営や改善に当たっている。 ショッピングサイトのトップページから商品購入手続完了に至る経路は,図1のとおりであり,図1中の矢印はリンクの経路を示す。ここで,A〜Fは矢印の元のページから先のページへのアクセス率である。例えば,トップページにアクセスした利用者のA%が商品紹介のページにアクセスし,商品紹介のページにアクセスした利用者のC%が購入手続のページにアクセスしていることを示している。また,トップページへの外部からのアクセス件数に対する購入手続完了の件数の割合をといい,先月のコンバージョン率は5%であった。 図1 N社ショッピングサイトの経路図 トップページ → 商品紹介(A%) → 購入手続(C%) → 購入手続完了(F%) トップページ → キャンペーン情報(B%) → 購入手続(E%) 商品紹介 ↔ キャンペーン情報(D%) [テクノロジ] 図1の経路図から,このサイトのコンバージョン率を求める式として,適切なものはどれか。ここで,式中のa〜fは,図1に示したA%〜F%のアクセス率を小数の値に変換した数値である。
この問の正解率:51.85%(1,327件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

[中問D Webサイトを利用した商品販売] N社はスポーツ用品の小売販売業者で,実店舗販売の他,インターネットのショッピングサイトを利用した通信販売も行っている。ショッピングサイトのサーバの運用は外部に委託しており,毎月,委託先からアクセスログの分析結果が報告されるので,この報告に基づき,サイトの運営や改善に当たっている。 ショッピングサイトのトップページから商品購入手続完了に至る経路は,図1のとおりであり,図1中の矢印はリンクの経路を示す。ここで,A〜Fは矢印の元のページから先のページへのアクセス率である。例えば,トップページにアクセスした利用者のA%が商品紹介のページにアクセスし,商品紹介のページにアクセスした利用者のC%が購入手続のページにアクセスしていることを示している。また,トップページへの外部からのアクセス件数に対する購入手続完了の件数の割合をコンバージョン率といい,先月のコンバージョン率は5%であった。 図1 N社ショッピングサイトの経路図 トップページ → 商品紹介(A%) → 購入手続(C%) → 購入手続完了(F%) トップページ → キャンペーン情報(B%) → 購入手続(E%) 商品紹介 ↔ キャンペーン情報(D%) [テクノロジ] 図1の経路図から,このサイトのコンバージョン率を求める式として,適切なものはどれか。ここで,式中のa〜fは,図1に示したA%〜F%のアクセス率を小数の値に変換した数値である。

選択肢

  • .(a+b)×(c+d+e)×f
  • .(a+c+f)×(b+d+c+f)×(b+e+f)
  • .a×c×f+b×d×c×f+b×e×f
  • .f÷(a+b)

正解

. a×c×f+b×d×c×f+b×e×f

解説

本問は中問D(Webサイトを利用した商品販売)のテクノロジ.経路図ではトップページから(1)商品紹介(A%)→購入手続(C%)→購入手続完了(F%)と,(2)キャンペーン情報(B%)→購入手続(E%)→購入手続完了(F%)の2経路がある.加えて(3)商品紹介→キャンペーン情報(D%)→購入手続(E%)→購入手続完了(F%)の経由経路もあり得る.各経路のコンバージョン率を確率の積として求めると,(1)a×c×f,(2)b×e×f,(3)b×d×c×fになる(キャンペーン経由で商品紹介→購入手続→完了).これらを合計してa×c×f+b×d×c×f+b×e×fが総コンバージョン率となる.正解はウ.アは加法的構造で不正確,イも積構造が不正,エは比率的でなく不正.確率の経路掛け算の典型問題.

選択肢ごとの解説

  • .(a+b)×(c+d+e)×fは加法的に率を足し合わせる構造で,各経路の独立な確率積を正しく反映していない.実際は各経路の確率を別々に掛け合わせて経路の和を取る形で計算するべきで,aとbを足したり,c・d・eを足したりするのは確率計算の意味として不適切で誤り.
  • .(a+c+f)×(b+d+c+f)×(b+e+f)は経路を表す各文字を加算した上で積を取っており,各経路の独立な確率を反映していない複雑な式.実際の経路別確率積の和としては成立せず,コンバージョン率の数式構造として全く不正確であるため誤り.
  • .正解.各経路の独立した確率を掛け合わせ,複数経路の値を加算する形が正しい計算方法.具体的にはa×c×f(商品紹介経由)+b×d×c×f(キャンペーン経由→商品紹介→購入手続→完了)+b×e×f(キャンペーン経由→直接購入)の和がコンバージョン率となり,経路図の各リンクの率を正しく反映している.
  • .f÷(a+b)は購入手続完了の率fをアクセス分散率(a+b)で割る式で,確率計算としては意味をなさない.各経路の確率を掛け合わせて合計するのが正しい計算方法であり,除算で求める形は数学的に不正確.コンバージョン率を求める式として成立しないため誤り.

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