問題本文
DHCPサーバを導入したLANに,DHCPから自動的に情報を取得するように設定したPCを接続するとき,PCに設定される情報として適切なものはどれか。
選択肢
- ア.IPアドレス
- イ.最新のウイルス定義ファイル
- ウ.スパムメールのアドレスリスト
- エ.プロバイダから割り当てられたメールアドレス
解説
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は,ネットワークに接続するPCに対してIPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバ等のネットワーク設定情報を自動で割り当てる仕組み. 自動取得設定にしておけば,PC接続時に動的にIPアドレスが与えられ,手動設定が不要になる. ウイルス定義ファイル,スパムメールアドレスリスト,プロバイダのメールアドレスはいずれも別の仕組み(ウイルス対策ソフトの更新・メールサーバ等)で扱われるもので,DHCPの守備範囲ではない. 「DHCP=IPアドレス自動取得」を最重要キーワードとして覚える.
選択肢ごとの解説
- ア.正解. DHCPサーバから自動取得して設定される代表的な情報がIPアドレスである. これに加えサブネットマスク・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバアドレスなどもDHCPで配布されるのが一般的で,ネットワーク設定の手間を大きく削減できる. PCを社内LANに接続すれば自動で通信可能になる仕組みの中核となる.
- イ.誤り. ウイルス定義ファイル(パターンファイル)の最新化は,アンチウイルスソフトベンダのアップデートサーバから取得する仕組みで,DHCPの役割ではない. DHCPはあくまでネットワーク設定情報の配布を担い,セキュリティソフトの定義ファイル更新は別レイヤの仕組みとなる. 役割を区別する.
- ウ.誤り. スパムメールのアドレスリストは,スパムフィルタやメールサーバの設定情報で扱う領域であり,DHCPで配布する情報ではない. DHCPはIPアドレス等のネットワーク基本設定を扱う仕組みであり,メールフィルタリングのデータベース配布とは全く別の役割を担う仕組みである.
- エ.誤り. プロバイダから割り当てられたメールアドレスは,契約者ごとに発行される個別情報であり,DHCPサーバが自動配布する設定情報ではない. メールアドレスはユーザ管理の領域であって,ネットワーク接続時の基本設定を扱うDHCPの役割とは別物となる. レイヤの違いを意識する.
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