ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期) 問81「cookieによって得られる利便性の例として,適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約80%です。
正解
エ. 利用者が過去にアクセスしたWebサイトに再度アクセスしたときに,その利用者に合わせた設定でWebページが表示される。
正答率 79.5%(1,773人中 1,410人が正解)
問題の解説
Cookieは,Webサイト側がブラウザに小さな情報を一時保存させる仕組みで,利用者識別やセッション維持,個人別設定の保存に用いる. 利用者が過去にアクセスしたWebサイトに再度アクセスしたとき,Cookieに保存された情報をもとに,その利用者向けにカスタマイズした表示(ログイン状態の保持・言語設定・カート内容等)を提供できるのが代表的な利便性. ジャンル別メール配信はメール購読の仕組み,検索結果と連動した広告は別途のレコメンドや広告サーバ,リンク張りの相手通知はトラックバック等で,いずれもCookieそのものの利便性とは異なる仕組みとなる.
選択肢ごとの解説
- 誤り. 「あらかじめ読者として登録しておくと,登録したジャンルや嗜好に合った内容のメールだけが自動配信される」のはメールマガジン購読・パーソナライズ配信の仕組みで,Cookieによる利便性そのものではない. メール配信は別途の配信システムで管理されるため,Cookieの直接的な効果ではない.
- 誤り. 「検索エンジンの検索結果に加えて関連内容の記事や広告が表示される」のは検索エンジンのリスティング広告やレコメンドエンジン等の仕組みで,Cookieの直接的な利便性とは異なる. Cookieが補助的に使われることはあるが,検索結果連動広告そのものはCookieの中核的役割ではない.
- 誤り. 「自分のブログに他人のブログのリンクを張ったとき相手に自動通知される」のはトラックバック(Trackback)等のブログ間通知の仕組みで,Cookieによる利便性ではない. リンク先サーバへ通知を送るピンバック・トラックバック機能はブログプラットフォームの機能であり,Cookieとは別物.
- 正解. 利用者が過去にアクセスしたWebサイトに再度アクセスしたとき,その利用者に合わせた設定(ログイン状態保持・言語・カート内容・前回閲覧情報等)でWebページが表示されるのが,Cookieによる代表的な利便性. サーバ側がブラウザのCookieを読み取って利用者を識別し個別表示を提供する.
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