問題本文
[中問C] 〔マネジメント〕 図1の各工程を予定日数どおりに終了する場合,この組立て作業は何日で完了するか。
解説
アローダイアグラムのクリティカルパス計算問題. 各工程の所要日数と接続から,起点Aから終点Hまでの全経路の所要日数を求め,最長経路(クリティカルパス)が組立て作業全体の完了日数となる. A→D区間の経路:A-B-D=1+4=5,A-D直接=3,A-C-D=2+5=7のうち最長は7日. D→E=工程6で1日. E→H区間の経路:E-F-H=4+2=6,E-H直接=6,E-G-H=4+4=8のうち最長は8日. 全体:A→D→E→H=7+1+8=16日. 答えはエ=16. クリティカルパスは「最も時間がかかる経路」で全体所要日数を決定し,この経路上の遅延がそのまま全体遅延となる重要概念.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. 10日では各区間の最短経路を選んだ場合の値などに該当しそうだが,全体の所要日数は最長経路で決まるため最短ベースの集計は誤り. 例えばA→D=3,D→E=1,E→H=6で合計10日となる経路は存在するが,これは最長経路ではないためプロジェクト全体の完了日数として不適切となる選択肢.
- イ.誤り. 12日も計算過程で部分的に最短経路を採用した中間値. クリティカルパスは全経路の中で最大値を取るため,中間的な数値ではなく16という最大値が正解. 各区間の最長経路を正確に合算する必要があるが,12は一部経路を最短で取った場合に出る数値で誤答となる選択肢.
- ウ.誤り. 14日もすべての区間で最長を取らなかった場合の中間値. 例えばA→D=7だがE→H=6で集計すると7+1+6=14となるが,E→H区間にはE-G-H=8という最長経路があるため,これを採用しないと全体所要日数は短く算出されてしまう. 区間ごとの最長探索が肝心.
- エ.正解. A→D区間の最長=7,D→E=1,E→H区間の最長=8で合計16日がクリティカルパスとなる. クリティカルパスはA-C-D-E-G-Hで,この経路上の遅延は全体遅延に直結する. 各区間で最長経路を選んで合算する手順で一意に16日が得られる正答となる. クリティカルパス=最長経路.
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