問題本文
[中問A: ICカードによる入退室管理] 〔テクノロジ〕 問88 入退室管理で用いるデータベースを使って,入退室に関する調査を行うことにした。図1の三つの表のデータを使って行うことができる調査はどれか。
選択肢
- ア.1日ごと区画ごとでの社員の入室と退室の記録回数が一致しない原因別に社員数を集計し,最も多い原因を特定する。
- イ.一度の解錠で同時に複数の社員が入退室することで,入室と退室の記録回数が一致しなかった社員について,他のどの社員の入室又は退室のときに,一緒に入ったかを調べる。
- ウ.各部署に所属する社員が,各区画に入室した回数を,月ごとに集計する。
- エ.入室が許可されていない区画への社員の入室の回数を,1日ごと区画ごとに集計する。
正解
ウ. 各部署に所属する社員が,各区画に入室した回数を,月ごとに集計する。
解説
正答はウ. 図1の3つの表 (ICカード登録表・入退室許可表・入退室記録表) のデータで実現可能な調査は, 各部署所属社員が各区画への入室回数を月ごとに集計するもの (ウ). ICカード登録表で社員の所属部署を得て, 入退室記録表で月・社員 (ICカード番号経由) ・区画別の入室回数 (区分=1) を集計できる. 一方, アは「不一致の原因」を表していない (原因情報なし), イは「一緒に入ったか」を特定する情報が記録表になく不可能, エは「入室許可されていない区画への入室」は記録表に残らない (許可外は解錠されない).
選択肢ごとの解説
- ア.1日ごと区画ごとの入退室回数不一致の原因別社員数集計は, データベースに「原因」を表す属性が無いため実現不可能. なぜ不一致が起きたかという原因情報は記録されておらずこの調査はできないため誤り. 試験頻出概念で確実な理解が必要となる選択肢である.
- イ.一度の解錠で同時に複数社員が入退室した場合の同伴者特定は, 入退室記録表に「誰と一緒に入ったか」の情報がなく実現不可能. 個別カード単位の記録のみで同時通過者の関連付けはできないため誤り. 試験頻出概念で確実な理解が必要となる選択肢である.
- ウ.各部署社員の各区画入室回数を月ごとに集計するのは3つの表のデータで実現可能で正答. ICカード登録表 (社員→部署), 入退室記録表 (社員→入室=1) の結合で部署別・区画別・月別の入室回数を集計できる. 試験頻出概念で確実な理解が必要となる選択肢である.
- エ.入室許可されていない区画への入室回数集計は実現不可能. 解錠は許可された区画でのみ行われ入退室記録表には記録されるが, 許可外区画への入室自体が物理的に発生しないため記録もなく集計できない. 試験頻出概念で確実な理解が必要となる選択肢である.
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