応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 平成29年度秋期 午前 問54: 品質の定量的評価の指標のうち,ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
品質の定量的評価の指標のうち,ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
62.88%
問題本文
品質の定量的評価の指標のうち,ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
選択肢
- ア.(最終成果物に含まれる誤りの件数)÷(最終成果物の量)
- イ.(修正時間の合計)÷(修正件数)
- ウ.(変更が必要となるソースコードの行数)÷(移植するソースコードの行数)
- エ.(利用者からの改良要求件数)÷(出荷後の経過月数)
解説
ソフトウェア品質特性のうち、保守性(修正のしやすさ)を測る指標を見分ける問題である。保守性は、不具合の修正や変更にどれだけ手間がかからないかを表すので、1件あたりの平均修正時間で評価できる。選択肢イ「修正時間の合計÷修正件数」は、1件の修正に要する平均時間を示し、これが短いほど保守しやすいことを意味するため、保守性の指標として正しい。
選択肢ごとの解説
- ア.誤り。成果物の量あたりの誤り件数(欠陥密度)は、信頼性や成果物の正確さを示す指標であって、保守(修正)のしやすさを表すものではない。
- イ.正しい。1件の修正にかかる平均時間を表し、値が小さいほど修正が容易であることを意味するため、保守性の評価指標となる。
- ウ.誤り。移植する行数に対する変更が必要な行数の割合は、他環境への移しやすさ、すなわち移植性を示す指標である。
- エ.誤り。経過月数あたりの改良要求件数は、利用者ニーズの発生頻度を示すもので、保守作業の容易さ(保守性)を直接測る指標ではない。
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