応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 問46: ソフトウェアの要求分析や設計に利用されるモデルに関する記述のうち,ペトリネットの説明として,適切なものはどれか。
ソフトウェアの要求分析や設計に利用されるモデルに関する記述のうち,ペトリネットの説明として,適切なものはどれか。
45.61%
問題本文
ソフトウェアの要求分析や設計に利用されるモデルに関する記述のうち,ペトリネットの説明として,適切なものはどれか。
選択肢
- ア.外界の事象をデータ構造として表現する,データモデリングのアプローチをとる。その表現は,エンティティ,関連及び属性で構成される。
- イ.システムの機能を入力データから出力データへの変換とみなすとともに,機能を段階的に詳細化して階層的に分割していく。
- ウ.対象となる問題領域に対して,プロセスではなくオブジェクトを用いて解決を図るというアプローチをとる。
- エ.並行して進行する事象間の同期を表す。その構造はプレースとトランジションという2種類の節点をもつ有向2部グラフで表される。
正解
エ. 並行して進行する事象間の同期を表す。その構造はプレースとトランジションという2種類の節点をもつ有向2部グラフで表される。
解説
ペトリネットは,並行して進行する事象の発生や同期を表現するためのモデルで,プレース(条件・状態を表す丸)とトランジション(事象・遷移を表す棒)という2種類の節点を,矢印(有向辺)で交互に結んだ有向2部グラフとして表す。プレースに置かれたトークンの移動で並行処理の進行・同期を表現できる。したがってエが正解である。
選択肢ごとの解説
- ア.エンティティ・関連・属性でデータ構造を表現するのはE-R図(データモデリング)の説明であり,ペトリネットではない。
- イ.機能を入力から出力への変換とみなして段階的に詳細化・階層分割するのはDFD(データフローダイアグラム)の説明である。
- ウ.プロセスではなくオブジェクトで問題を解決するのはオブジェクト指向アプローチの説明であり,ペトリネットの説明ではない。
- エ.正しい。プレースとトランジションの2種類の節点をもつ有向2部グラフで並行事象の同期を表すのがペトリネットである。
応用情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 の過去問一覧へ戻る・問46