応用情報技術者試験 応用情報技術者試験 令和4年度春期 午前 問44: 内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに,DMZに設置したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)
内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに,に設置した(Virtual Desktop Infrastructure)サーバ上のWebブラウザを利用すると,未知のマルウェアがPCにダウンロードされるのを防ぐというセキュリティ上の効果が期待できる。この効果を生み出すVDIサーバの動作の特徴はどれか。
73.89%
問題本文
内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに,DMZに設置したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)サーバ上のWebブラウザを利用すると,未知のマルウェアがPCにダウンロードされるのを防ぐというセキュリティ上の効果が期待できる。この効果を生み出すVDIサーバの動作の特徴はどれか。
選択肢
- ア.Webサイトからの受信データを受信処理した後,IPsecでカプセル化し,PCに送信する。
- イ.Webサイトからの受信データを受信処理した後,実行ファイルを削除し,その他のデータをPCに送信する。
- ウ.Webサイトからの受信データを受信処理した後,生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
- エ.Webサイトからの受信データを受信処理した後,不正なコード列が検知されない場合だけPCに送信する。
正解
ウ. Webサイトからの受信データを受信処理した後,生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
解説
VDI(仮想デスクトップ基盤)は,Webブラウザなどの処理をサーバ側の仮想デスクトップ上で実行し,利用者のPCにはその“画面(デスクトップ)を描画した画像”だけを転送する仕組みである。Webサイトのデータ本体やマルウェアはサーバ側で処理されてPCには到達せず,PCは画像を表示するだけなので,未知のマルウェアがPCに直接ダウンロードされない。したがって“画面の画像データだけをPCに送信する”とした“ウ”が正解である。
選択肢ごとの解説
- ア.IPsecでのカプセル化は通信路の暗号化・保護であり,マルウェア本体がPCへ届く点は変わらないので,未知のマルウェアのダウンロード防止という効果は生まない。
- イ.実行ファイルだけを削除して他のデータを送る方式では,スクリプトやマクロなど他形式のマルウェアやデータ本体がPCに届くため,未知のマルウェアを確実に防げない。
- ウ.受信データはサーバ側で処理し,生成した画面の画像だけをPCへ送るため,データ本体もマルウェアもPCに到達せず,これが防止効果を生むので正しい。
- エ.不正なコード列が検知されないデータだけを送る方式はパターン照合であり,パターン未登録の“未知”のマルウェアは検知できず通過してしまうため不適切。
応用情報技術者試験 令和4年度春期 午前 の過去問一覧へ戻る・問44