選択肢
- ア.通常使用される主系と,故障に備えて待機している従系の二つから構成されるコンピュータシステム
- イ.ネットワークで接続されたコンピュータ群が対等な関係である分散処理システム
- ウ.ネットワークで接続されたコンピュータ群に明確な上下関係をもたせる分散処理システム
- エ.二つのシステムで全く同じ処理を行い,結果をクロスチェックすることによって結果の信頼性を保証するシステム
正解
エ. 二つのシステムで全く同じ処理を行い,結果をクロスチェックすることによって結果の信頼性を保証するシステム
解説
正解はエ.デュアルシステム(dual system)は2系統のシステムで同じ処理を並列実行し結果をクロスチェックすることで結果の正しさを保証する高信頼方式.金融機関の決済システムなど高い信頼性が求められる用途で使われる.デュプレックスシステムは主系・予備系(従系)構成で,主系故障時に予備系に切り替える方式(ホットスタンバイ・ウォームスタンバイ・コールドスタンバイ).P2P(ピアツーピア)は対等な分散処理,クライアントサーバは上下関係のある分散処理で,いずれもデュアルとは構成が異なる.略語のフルスペル理解と用語の対比整理が解法の鍵となる頻出問題.
選択肢ごとの解説
- ア.通常使用の主系と故障備えの従系の2系統構成はデュプレックスシステムの説明で,デュアルシステムとは異なる.デュプレックスは切り替え型,デュアルは並列処理型でクロスチェックする点が違う.両者の混同で頻出のひっかけパターン.対象や目的が設問の条件と異なるため不適切.
- イ.対等な関係のコンピュータ群が分散処理を行うのはP2P(Peer to Peer:ピアツーピア)システムの説明.各ノードが対等で相互にサービス提供する形態で,デュアルシステム(同一処理の並行実行)とは別の概念で混同しない.別概念であり設問の答えにはならない選択肢.
- ウ.上下関係をもつコンピュータ群の分散処理はクライアントサーバシステムの説明.サーバが中心となりクライアントが要求を出す形態で,デュアルシステム(2系統並列の信頼性向上方式)とは別の分散処理形態で構造が異なる.用語の意味を正確に把握すれば誤りと分かる.
- エ.正解.2つのシステムで同じ処理をしてクロスチェックする方式がデュアルシステムの説明.結果が一致すれば正しい処理として採用,不一致なら異常検出として再処理する仕組みで高信頼用途の標準的な構成方式の一つ.頻出論点なので押さえておく重要事項.用語の定義と典型的な使われ方を押さえる.
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