問題本文
PLCアダプタの役割として,適切なものはどれか。
選択肢
- ア.PCやアナログ電話など,そのままではISDN回線に接続できない通信機器をISDN回線に接続するための信号変換を行う。
- イ.Webサイトやファイルサーバなどへ接続するときに,ホスト名とIPアドレスの変換を行う。
- ウ.アナログ電話回線を使用して高速通信を行うときに,電話で使われていない周波数帯を利用して通信用信号の送受信を行う。
- エ.屋内の電力配線を使ってLANを構築するときに,電力と通信用信号の重ね合わせや分離を行う。
正解
エ. 屋内の電力配線を使ってLANを構築するときに,電力と通信用信号の重ね合わせや分離を行う。
解説
PLC(Power Line Communication,電力線通信)アダプタは,屋内の電力配線(電灯線・コンセント)を通信回線として使ってLANを構築する装置で,電力(50/60Hz交流)と通信信号(高周波)の重畳・分離を行います。新規配線不要で導入できる利点があります。混同しやすいのはTA/DSU(ISDN接続装置),DNS(IPアドレス変換),ADSL(電話回線の空き周波数帯活用)で,それぞれ全く異なる通信技術です。電力線を通信に使う点がPLCの特徴で,新規配線不要のメリットがあり通信インフラの選択肢が広がります。
選択肢ごとの解説
- ア.ISDN接続用の信号変換装置はTA(Terminal Adapter)やDSU(Digital Service Unit)であり,PLCではないため誤り。ISDN用周辺機器の名称で,電話回線のディジタル化用機器であり別技術。
- イ.ホスト名とIPアドレスの変換はDNS(Domain Name System)の役割でありPLCではないため誤り。インターネット基盤機能の一つで,名前解決サービスを担う別の通信技術。
- ウ.電話回線の空き周波数帯を使う通信はADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)でありPLCではないため誤り。電話回線ベースのブロードバンドで,音声と周波数帯を分離して利用する。
- エ.正解。電力配線を使ったLANで電力と通信信号の重畳・分離を行うのがPLCアダプタの役割。新規ケーブル不要で家庭内LANを構築でき,既存の電気コンセントを通信ジャックとして利用できる。
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