ITパスポート試験 ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)32: あるITサービスでは,システムの変更の優先度を即時,高,中,低の四段階に定めている。提案された変更のうち,即時と判断されるべき変更はどれか。ここで,変更の定期的

ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)
Q 3232 / 100
あるITサービスでは,システムの変更の優先度を即時,高,中,低の四段階に定めている。提案された変更のうち,即時と判断されるべき変更はどれか。ここで,変更の定期的なリリースは毎月末に実施されているものとする。
優先度説明
即時生命を危険にさらす,又は重要な公的サービスの提供能力を大きく減じるものであり,直ちに対応する。
何人かの重要な利用者に深刻な影響を及ぼす,又は多くの利用者に影響を与えるものであり,迅速に対応する。
深刻な影響はないが,次の定期リリースまでは延期できない。
変更は必要であるが,次の定期リリースまで待つことができる。
この問の正解率:85.22%(1,847件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

あるITサービスでは,システムの変更の優先度を即時,高,中,低の四段階に定めている。提案された変更のうち,即時と判断されるべき変更はどれか。ここで,変更の定期的なリリースは毎月末に実施されているものとする。

選択肢

  • .2週間後の新サービスの開始に必要な補助的な照会画面の機能改善に関わるシステムの変更
  • .企業内に多くの利用者がいる電子会議システムの障害対策に関わるシステムの変更
  • .地域の避難勧告の実施を判断する災害情報提供システムの障害対策に関わるシステムの変更
  • .翌月の処理日までにバグ対策をすればよいプログラムの改修

正解

. 地域の避難勧告の実施を判断する災害情報提供システムの障害対策に関わるシステムの変更

解説

変更管理における優先度判定の問題である. 設問の「即時」は生命の危険や重要な公的サービスへの大きな影響があり直ちに対応すべきものを指す. 地域の避難勧告判断を支える災害情報提供システムの障害は,人命・公的サービスへの影響が極めて大きく即時対応が必要となる. 一方,2週間後の新サービス用補助画面の機能改善は「高」または「中」相当,企業内電子会議の障害は重要だが「高」相当,翌月処理日までに対応すればよいバグ改修は「低」に該当する. 影響範囲(人命・公的サービス)と緊急性(直ちに対応か)の2軸で読み取る.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. 2週間後の新サービス開始に必要な補助的な照会画面の機能改善は,生命の危険や重要な公的サービス提供能力に直結する変更ではない. 緊急性は高いが「高」または「中」相当の優先度であり,「直ちに対応」が必要な即時に分類するのは過剰評価となる. 影響の質と範囲を冷静に判定する.
  • .誤り. 企業内に多くの利用者がいる電子会議システムの障害対策は,多くの利用者に影響を与えるため「高」相当. 業務影響は大きいが,生命の危険や重要な公的サービスへの影響ではないため「即時」とは判定しない. 設問の優先度定義をそのまま当てはめると「高」と読み取れる.
  • .正解. 地域の避難勧告の実施判断を支える災害情報提供システムの障害対策は,生命の危険や重要な公的サービスの提供能力に直結する典型例で,優先度「即時」に該当する. 災害時に避難勧告が遅れれば人命に関わるため,定期リリースを待たず直ちに対応する必要がある.
  • .誤り. 「翌月の処理日までにバグ対策をすればよい」プログラム改修は,次回定期リリースまで待てる軽微な変更で,優先度「低」に該当. 直ちに対応すべき「即時」とは正反対の評価で,優先度判定の質的差が大きい. 期限と影響度を踏まえて「低」と判断するのが妥当である.

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