ITパスポート試験 ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)39: ファシリティマネジメントを説明したものはどれか。

ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)
Q 3939 / 100
ファシリティマネジメントを説明したものはどれか。
この問の正解率:83.29%(1,891件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

ファシリティマネジメントを説明したものはどれか。

選択肢

  • .ITサービスのレベルを維持管理するためにSLAの遵守状況を確認し,定期的に見直す。
  • .経営の視点から,建物や設備などの保有,運用,維持などを最適化する手法である。
  • .製品やサービスの品質の向上を図るために業務プロセスを継続的に改善する。
  • .部品の調達から製造,流通,販売に至る一連のプロセスに参加する部門と企業間で情報を共有・管理する。

正解

. 経営の視点から,建物や設備などの保有,運用,維持などを最適化する手法である。

解説

ファシリティマネジメント(Facility Management,FM)は,経営の視点から建物・設備等の事業用ファシリティの保有・運用・維持を最適化する経営手法. 不動産戦略・施設運営の効率化・コスト最適化・環境配慮等を含み,オフィス・データセンタ・工場等のライフサイクル全般を対象とする. 一方,SLA遵守状況の管理はサービスレベル管理(SLM),業務プロセスの継続的改善はBPM,部品調達から販売までの一連プロセス情報共有はSCMの説明であり,対象も目的もFMとは異なる. 「施設・設備の経営的最適化」がFMの中核である.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. 「ITサービスのレベルを維持管理するためにSLAの遵守状況を確認し定期的に見直す」のはサービスレベル管理(SLM)の説明. ITIL等のサービスマネジメントの一機能で,施設・設備の運用最適化を扱うファシリティマネジメントとは対象が異なる. IT領域と施設領域を区別する.
  • .正解. ファシリティマネジメントは,経営の視点から建物・設備などの保有・運用・維持を最適化する手法. オフィス・データセンタ・工場等の施設ライフサイクル全般を経営戦略と整合させて管理し,コスト効率・生産性・環境配慮等を最適化する. 不動産・施設投資の戦略的運用がキーワードとなる.
  • .誤り. 「製品やサービスの品質向上のために業務プロセスを継続的に改善する」のはBPM(Business Process Management)やTQM等の業務改善手法の説明. 施設や設備の最適化を扱うファシリティマネジメントとは対象が異なる. プロセス改善と施設運営を区別する.
  • .誤り. 「部品の調達から製造,流通,販売に至る一連のプロセスに参加する部門と企業間で情報を共有・管理する」のはSCM(Supply Chain Management)の説明. 供給網の最適化を扱う手法であり,施設・設備の保有・運用を扱うファシリティマネジメントとは別領域となる.

ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)過去問一覧へ戻る・問39