問題本文
USBケーブル経由で周辺装置に電力を供給する方式はどれか。
選択肢
- ア.スタンバイ
- イ.セルフパワー
- ウ.バスパワー
- エ.無停電電源
解説
USBの電力供給方式は,周辺装置がUSBケーブル経由でPC等のホストから電力供給を受ける「バスパワー」と,周辺装置自身がACアダプタなど独立電源で動作する「セルフパワー」に大きく分かれる. マウス・キーボードなど小型機器はバスパワーで賄えるが,大容量HDDやプリンタ等は消費電力が大きいためセルフパワーで動作するのが一般的となる. スタンバイは省電力モードの名称,無停電電源(UPS)は停電対策装置の名称でいずれも本問のUSB給電方式の話題ではない. 「USB経由で電力を取る=バスパワー」を覚えるのが本問の核心である.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. スタンバイは,PCや機器の省電力モードの一つで,電力をほぼ遮断したまま素早く復帰できる状態を指す用語. USBの電力供給方式の名称ではないため,本問の正解にはならない. 電源管理モードとUSBの電力供給方式は別カテゴリの用語であり,取り違えないことが必要となる.
- イ.誤り. セルフパワー(self power)は,周辺装置自身がACアダプタなどの独立電源で動作する方式で,USBバス経由で電力供給を受ける方式ではない. プリンタや外付けHDD等の消費電力が大きい機器で採用される. USBケーブル経由で給電する方式とは正反対の関係になる方式である.
- ウ.正解. バスパワー(bus power)は,周辺装置がUSBケーブル経由でホスト側(PCなど)から電力供給を受ける方式. マウス・キーボード・USBメモリ・小型外付けデバイスなどで広く利用される. USB 2.0で最大500mA,USB 3.0/3.1以降ではより大きな電力供給に対応し,Type-C PDでは高出力給電も可能となる.
- エ.誤り. 無停電電源(UPS)は,停電や瞬断時にバッテリ電源で給電を継続する装置であり,USBバス経由で周辺装置に電力供給する方式の名称ではない. サーバ機器等の電源バックアップ用であって,USB機器の動作電源を供給する仕組みとは別物である. UPSとUSBの取り違えに注意.
ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期) の過去問一覧へ戻る・問72