問題本文
データベースの論理的構造を規定した論理データモデルのうち,関係データモデルの説明として適切なものはどれか。
選択肢
- ア.データとデータの処理方法を,ひとまとめにしたオブジェクトとして表現する。
- イ.データ同士の関係を網の目のようにつながった状態で表現する。
- ウ.データ同士の関係を木構造で表現する。
- エ.データの集まりを表形式で表現する。
解説
関係データモデル(リレーショナルデータモデル)は,データの集まりを行(レコード)と列(属性)からなる表形式で表現するデータベースモデル. 主キー・外部キーで表同士を関連付け,SQL等で操作する. オブジェクトモデルはデータと処理を一体化したオブジェクトで表現,ネットワークモデルはデータ同士を網の目状に表現,階層モデルはデータを木構造(親子関係)で表現する別のデータモデル. 「表形式で表す=関係モデル」が頻出キーワードで,他のモデルとの構造の違い(網・木・オブジェクト)を整理して覚えることが本問の鍵となる.
選択肢ごとの解説
- ア.誤り. 「データとデータの処理方法をひとまとめにしたオブジェクトとして表現する」のはオブジェクト指向データモデル(オブジェクトデータベース)の説明. データと振る舞いを一体化した独自のモデルで,表形式で表現する関係データモデルとは構造が異なる. オブジェクト指向と関係モデルを区別する.
- イ.誤り. 「データ同士の関係を網の目のようにつながった状態で表現する」のはネットワーク型データモデル(網モデル)の説明. 1つの子レコードが複数の親を持てる構造で,階層モデルより柔軟だが現在ではあまり使われない. 表形式で表す関係モデルとは構造的に異なるため不適切である.
- ウ.誤り. 「データ同士の関係を木構造で表現する」のは階層型データモデル(階層モデル)の説明. ルートから枝分かれする親子関係でデータを表現するモデルで,1つの子は1つの親しか持てない. 表形式で表現する関係データモデルとは構造が大きく異なるため不適切である.
- エ.正解. 関係データモデルは,データの集まりを行と列からなる表(リレーション)の形式で表現するデータベースモデル. SQLで操作され,主キー・外部キーで表同士を関連付ける. 構造がシンプルで集合演算に基づく強力な操作が可能なため,業務システムで圧倒的に普及しているデータベースモデルである.
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