ITパスポート試験 ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)8: TOBの説明として,最も適切なものはどれか。

ITパスポート 2014年 (平成26年 秋期)
Q 88 / 100
TOBの説明として,最も適切なものはどれか。
この問の正解率:57.44%(1,149件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

TOBの説明として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  • .経営権の取得や資本参加を目的として,買い取りたい株数,価格,期限などを公告して不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集めること
  • .経営権の取得を目的として,経営陣や幹部社員が親会社などから株式や営業資産を買い取ること
  • .事業に必要な資金の調達を目的として,自社の株式を株式市場に新規に公開すること
  • .社会的責任の遂行を目的として,利益の追求だけでなく社会貢献や環境へ配慮した活動を行うこと

正解

. 経営権の取得や資本参加を目的として,買い取りたい株数,価格,期限などを公告して不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集めること

解説

TOB(Take Over Bid,株式公開買付け)は,経営権の取得や資本参加を目的に,買付け株数・価格・期限などを公告し,証券取引所の市場外で不特定多数の株主から株式を買い集める制度である. 大量取得を一定の透明性のもとで行う手続として金融商品取引法に規定され,少数株主に売却機会を与える趣旨も併せ持つ. 経営陣が自社株を買う行為はMBO,株式市場に新規上場するのはIPO,社会貢献活動はCSRと呼ばれ,いずれも別の用語. 「市場外で公告して不特定多数株主から買い集める」という点がTOBの本質的特徴である.

選択肢ごとの解説

  • .正解. TOB(公開買付け)の説明. 経営権取得や資本参加を目的に,買い取りたい株数・価格・期限を公告し,証券取引所外で不特定多数の株主から株式を買い集める手続. 大量買付けの透明性確保と少数株主保護のため金融商品取引法でルール化されており,敵対的買収の手段としても用いられる.
  • .誤り. MBO(Management Buy Out)の説明. 経営陣や幹部社員が親会社等から自社株式や事業資産を買い取って経営権を取得する手法. TOBは外部から不特定多数株主に対して公告し買い集めるのに対し,MBOは経営陣自身が取得主体となる点が決定的に異なる.
  • .誤り. IPO(Initial Public Offering)の説明. 自社株式を新規に株式市場へ公開し,広く投資家から資金調達を行うこと. 既存株式を市場外で買い集めるTOBとは反対方向の取引で,目的も自己資金調達であって経営権取得ではない. 株式公開=IPOと覚える.
  • .誤り. CSR(Corporate Social Responsibility)の説明. 企業が利益追求だけでなく社会貢献・環境保全・コンプライアンス等の社会的責任を果たす活動. 株式取得や経営権の話とは全く別の概念で,3文字略語の類似性を狙った誤答である. 社会貢献=CSR.

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