ITパスポート 2014年 (平成26年 春期) 問7「システムの調達に関して、a, bに該当する記述の適切な組合せはどれか。 A社では…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約75%です。
正解
ア. a=技術動向調査書, b=提案書
正答率 74.7%(1,217人中 909人が正解)
問題の解説
RFI(Request For Information,情報提供依頼書)は調達初期にベンダから技術や製品の動向情報の提供を依頼する文書で,技術動向調査書などを得るために使う. RFP(Request For Proposal,提案依頼書)はRFIで得た情報を踏まえ,要件を明示してベンダに正式な提案を求める文書で,各社の提案書を得て比較選定する. 順序はRFI→RFPで,前者は概要収集,後者は具体提案の引き出しと役割が明確に分かれている. RFI→RFP→提案書受領→選定→契約という流れが調達標準プロセスとして広く採用される.
選択肢ごとの解説
- 正しい. RFI(情報提供依頼書)で技術動向調査書を入手し,RFP(提案依頼書)で提案書を入手するのが標準的な調達プロセスの順序のため. 概要収集→要件提示→提案受領という流れと一致し,IPAの調達ガイドラインとも整合する. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
- 誤り. 秘密保持契約書(NDA,Non Disclosure Agreement)はRFPやRFI提示前の交渉開始時点で締結する別文書であり,RFPの目的物ではない. RFPはあくまで提案書を得るための依頼書なので,NDAとRFPは性質も入手物も別である.
- 誤り. 財務諸表はベンダの経営状況把握には参考になり得るが,RFIの主目的は技術や製品の動向情報の入手. 財務情報の入手はベンダ選定の補助情報として別途行うもので,RFIの主たる入手物としては位置付けられない選択肢である. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
- 誤り. RFIで提案書,RFPで技術動向調査書という順序は逆になっており不適切. 提案書は要件を明示した後に得るものでRFPに対応し,技術動向情報は調達初期のRFIで得るものなので,この組合せでは調達プロセスが成立しない. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
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