問題本文
対象業務の処理過程と情報の流れを表すために用いられる図表はどれか。
選択肢
- ア.DFD
- イ.E-R図
- ウ.UMLクラス図
- エ.特性要因図
解説
DFD(Data Flow Diagram,データフロー図)はデータの流れと処理過程を表す図で,業務分析や要件定義で用いられる. 「処理(プロセス)」「データストア(ファイル等)」「データフロー(矢印)」「外部実体(発生源・送信先)」の4要素で業務全体を表現する. E-R図はエンティティと関連でデータ構造を,UMLクラス図はオブジェクトの属性・関連を,特性要因図は要因と結果の関係を示すもので,いずれも業務処理過程の表現には適さない別目的のツール. DFDはエドワード・ヨードンらによって体系化された構造化分析手法の中核ツールである.
選択肢ごとの解説
- ア.正しい. DFDはデータの流れと処理過程を「処理・データストア・データフロー・外部実体」の4要素で示す代表的な業務分析図のため. 業務全体の処理とデータの動きを一目で把握でき,要件定義や業務改善検討の標準的可視化ツールである. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
- イ.誤り. E-R図(Entity Relationship Diagram)はエンティティ(実体)と関連(リレーションシップ)でデータ構造を示す図の説明であり,データベース設計に用いる. 処理の流れではなくデータの静的構造を表現するため,業務処理過程の表現は対象外である.
- ウ.誤り. UMLクラス図はオブジェクト指向設計でクラスの属性・操作・関連を示す静的構造図の説明であり,業務処理過程ではなくシステム内部のオブジェクト構造を表す目的で使う別目的のツール. データの動きの可視化ではない. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
- エ.誤り. 特性要因図はQC七つ道具の一つで,要因と結果の因果関係を魚骨型に整理する図の説明であり,業務処理過程やデータの流れは表現できない. 品質管理の原因分析ツールであり,本問のデータフロー表現用途には合致しない. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる
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