ITパスポート試験 ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)100: 拡張現実(AR)に関する記述として,適切なものはどれか。

ITパスポート 2016年 (平成28年 春期)
Q 100100 / 100
拡張現実(AR)に関する記述として,適切なものはどれか。
この問の正解率:57.43%(1,245件)
この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

拡張現実(AR)に関する記述として,適切なものはどれか。

選択肢

  • .実際に搭載されているメモリの容量を超える記憶空間を作り出し,主記憶として使えるようにする技術
  • .実際の環境を捉えているカメラ映像などに,コンピュータが作り出す情報を重ね合わせて表示する技術
  • .人間の音声をコンピュータで解析してディジタル化し,コンピュータへの命令や文字入力などに利用する技術
  • .人間の推論や学習,言語理解の能力など知的な作業を,コンピュータを用いて模倣するための科学や技術

正解

. 実際の環境を捉えているカメラ映像などに,コンピュータが作り出す情報を重ね合わせて表示する技術

解説

拡張現実(AR, Augmented Reality)は,カメラ映像など実際の環境にコンピュータが生成した情報(テキスト,3DCG,アイコンなど)を重ね合わせて表示する技術で,スマートフォン向けARアプリ,ARグラス,スマートフォンを使った観光案内,保守作業支援,ゲームなど幅広く活用される. 主記憶を超える記憶空間を実現するのは仮想記憶,音声をディジタル化してコンピュータへの命令や入力に使うのは音声認識,人間の知的作業を模倣するのは人工知能(AI)に該当し,それぞれARとは別の技術である. 実環境+ディジタル情報の重ね合わせがARの特徴という点を押さえると関連問題で迷わない.

選択肢ごとの解説

  • .誤り. 実際に搭載されているメモリの容量を超える記憶空間を作り出し,主記憶として使えるようにする技術は,仮想記憶(Virtual Memory)の説明である. OSが補助記憶装置を活用して見かけ上のメモリ容量を拡張する仕組みであり,実環境にディジタル情報を重ねるARとは別技術であるため本問の答えとしては適切ではない.
  • .正しい. 実際の環境を捉えているカメラ映像などに,コンピュータが作り出す情報を重ね合わせて表示する技術は,拡張現実(AR)の説明そのものである. スマートフォンのARアプリやARグラス,ゲーム,保守作業支援などで利用される. 本選択肢が問題文の趣旨と直接合致するため,本問の正解として最も適切となる.
  • .誤り. 人間の音声をコンピュータで解析してディジタル化し,コンピュータへの命令や文字入力などに利用する技術は,音声認識(Speech Recognition)の説明である. スマートスピーカや音声入力アプリで使われる技術であり,実環境にディジタル情報を重ねる拡張現実とは別の領域の技術である.
  • .誤り. 人間の推論や学習,言語理解の能力など知的な作業をコンピュータを用いて模倣するための科学や技術は,人工知能(AI, Artificial Intelligence)の説明である. 機械学習やディープラーニングを含む広範な技術領域で,カメラ映像に情報を重ねて表示する拡張現実(AR)とは別概念となる.

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