ITパスポート 2017年 (平成29年 秋期) 問95「バイオメトリクス認証の例として,適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約83%です。
正解
ウ. 署名の字体,署名時の書き順や筆圧などを読取り機で識別させることによる認証
正答率 83.5%(1,569人中 1,310人が正解)
問題の解説
バイオメトリクス認証は身体的特徴(指紋,顔,虹彩,静脈等)または行動的特徴(署名の書き方,歩行パターン,タイピングリズム等)を利用した認証方式である。署名の字体だけでなく「書き順」や「筆圧」という書き方の特徴は個人固有の行動的生体情報であり,バイオメトリクス認証に該当する。正解はウ。
選択肢ごとの解説
- 画面上の9点のうち特定の点を特定の順で結ぶ「パターンロック」は,ユーザが覚えたパターンを入力する知識認証(Something You Know)である。生体的特徴を読み取って照合する認証ではなく,記憶したパターンの正解を確認する仕組み。
- ユーザIDとパスワードは知識認証(Something You Know)の代表例であり,ユーザが知っている情報で認証する。生体情報を測定・照合するバイオメトリクスとは認証要素が根本的に異なる。
- 署名の字体,書き順,筆圧は個人の書き方の習慣や筋肉の動きを反映した行動的生体情報(Behavioral Biometrics)であり,バイオメトリクス認証の一形態である。専用の読取り機で動的署名を取得・照合する方式は銀行取引等で活用される。正解。
- 記憶と関連付けたイラストの組合せを選ぶ方式は「記憶に基づく選択」による知識認証の一種であり,生体特徴を使わない。Picture Password等と呼ばれ,記憶の補助として使いやすい認証方式だが,バイオメトリクスではない。
ITパスポート 2017年 (平成29年 秋期) の過去問一覧に戻る・問95