ITパスポート試験 ITパスポート 2017年 (平成29年 春期)86: AさんはBさんの公開鍵をもっている。Bさんの公開鍵を使ってAさんができることはどれか。

ITパスポート 2017年 (平成29年 春期)
Q 8686 / 100
AさんはBさんの公開鍵をもっている。Bさんの公開鍵を使ってAさんができることはどれか。
この問の正解率:58.40%(661件)

解説

ITパスポート 2017年 (平成29年 春期) 問86「AさんはBさんの公開鍵をもっている。Bさんの公開鍵を使ってAさんができることはど…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約58%です。

正解

. Bさんだけが復号できる暗号文を作成する。

正答率 58.4%(661人中 386人が正解)

問題の解説

公開鍵暗号方式(Public Key Cryptography)では「受信者の公開鍵で暗号化→受信者の秘密鍵で復号」が基本操作である。AさんがBさんの公開鍵を持っている場合、Bさんの公開鍵で暗号化したデータはBさんの秘密鍵でしか復号できないため、Bさんだけが内容を読める暗号文を作成できる。一方、ディジタル署名は「署名者の秘密鍵で署名→受信者が署名者の公開鍵で検証」という操作であり、Aさんの署名を作成するにはAさんの秘密鍵が必要でBさんの公開鍵では作れない。混同しやすい「暗号化と署名の鍵の使い方」を整理して覚えることが重要である。

選択肢ごとの解説

  • 誤り。「Aさんのディジタル署名を作成する」にはAさん自身の秘密鍵が必要である。署名はメッセージのハッシュ値を秘密鍵で暗号化したものであり、秘密鍵はAさんのみが保持する。Bさんの公開鍵はBさんへの暗号化には使えるが、Aさんの署名作成には利用できない。
  • 誤り。「Bさんが確実に受け取ったという通知を自動返信させる」のは電子メールの開封確認(Read Receipt・MDN)機能であり、公開鍵・秘密鍵の使用とは無関係のメールプロトコルレベルの機能である。公開鍵暗号方式の操作で実現できる機能ではなく、選択肢の前提自体が誤り。
  • 正しい。BさんがBさんの公開鍵で暗号化された文書を受け取ると、Bさんの秘密鍵のみで復号できる。Aさんが持つBさんの公開鍵でデータを暗号化することで、Bさんだけが読める暗号文を作成できる。公開鍵暗号方式の最も基本的な「受信者の公開鍵で暗号化」の操作である。
  • 誤り。「通信の内容が改ざんされた場合にAさんが検知できる」のは、BさんがAさんに送る際にBさんの署名を付与し、AさんがBさんの公開鍵で検証する構成が必要である。Bさんの公開鍵をAさんが持つ状況では、Aさんがデータを改ざん検知することはできない。

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