ITパスポート 2017年 (平成29年 春期) 問85「無線LANで使用するESSIDの説明として,適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約50%です。
正解
エ. 無線のネットワークを識別する文字列
正答率 50.2%(1,218人中 611人が正解)
問題の解説
ESSID(Extended Service Set Identifier)は無線LANにおいてネットワークを識別するための文字列(最大32文字)で、一般に「Wi-Fiのネットワーク名」と呼ばれるものである。SSIDとも呼ばれ、端末がアクセスポイントに接続する際に対象のネットワークを指定するために使用される。アクセスポイントのMACアドレス・チャネル番号・デフォルトゲートウェイのIPアドレスはそれぞれ異なる概念であり混同しやすい。ESSIDはセキュリティ対策として「ステルス化(SSID非通知)」することも可能だが、根本的な暗号化対策ではない点にも注意が必要である。
選択肢ごとの解説
- 誤り。アクセスポイントのMACアドレスはネットワーク機器に一意に割り当てられた48ビットの物理アドレスであり、製造時に設定される。ESSIDは人間が設定する文字列であり、MACアドレスとは全く異なる概念である。BSSIDがアクセスポイントのMACアドレスを指す場合がある。
- 誤り。チャネル番号は無線LANが使用する電波の周波数帯域を識別する番号であり、2.4GHz帯では1〜13チャネル、5GHz帯では複数チャネルが定義されている。ESSIDはネットワークの名称であり、周波数チャネルとは別に設定される識別子である。
- 誤り。デフォルトゲートウェイとなるアクセスポイントのIPアドレスはTCP/IPの経路情報であり、ネットワーク外への通信を中継するルータのIPアドレスである。ESSIDはIPアドレスとは全く異なる概念であり、ESSIDを設定してもIPアドレスは別途設定が必要である。
- 正しい。ESSIDは無線LANのネットワークを識別する文字列(最大32文字)である。端末はスキャンで検出したESSIDの一覧から接続先を選択する。家庭用Wi-Fiルータで「SSID」として表示されるネットワーク名がESSIDに相当し、複数のアクセスポイントで同じESSIDを使うとローミングが可能になる。
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