ITパスポート試験 過去問解説

MOTとは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問8を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問8は、MOTに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

技術を理解している者が企業経営について学び,技術革新をビジネスに結びつけようとする考え方はどれか。

この問題の出題ポイント

  • MOTの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 経営戦略、MOT、技術経営。

選択肢

  1. JIT
  2. MOT正解
  3. OJT
  4. TQM

正解

: MOT

解説

MOT(Management Of Technology,技術経営)は,技術を理解した者が経営を学び,技術革新を企業価値や事業に結びつけて経済的価値の最大化を目指す経営の考え方です。技術と経営の橋渡しを担う概念で,日本では2000年代以降MOT教育プログラムが整備されました。混同しやすいのはJIT(Just In Time,かんばん方式の在庫圧縮手法),OJT(On the Job Training,職場での実務を通じた人材育成),TQM(Total Quality Management,全社的品質管理)で,いずれも技術経営とは異なる経営手法・教育手法です。

なぜ他の選択肢が違うのか

  • JIT(Just In Time)はトヨタ生産方式の中核となる在庫圧縮手法で,必要なものを必要なときに必要な量だけ供給する考え方。プル型生産でかんばん方式を用いる。技術経営の考え方ではなく生産管理手法のため誤り。

  • イ(正解)

    正解。MOT(Management Of Technology,技術経営)は技術を理解した者が経営を学び,技術革新を事業や企業価値に結びつける考え方そのもの。日本語で技術経営と訳され,イノベーション創出を経営側面から推進する重要な概念。

  • OJT(On the Job Training)は職場での実務を通じて先輩から後輩へ知識・技能を伝える人材育成手法。集合研修(Off-JT)に対する概念で,技術経営の考え方ではなく教育訓練方式のため誤り。

  • TQM(Total Quality Management,総合的品質管理)は全社的・組織的に継続して品質改善活動を行う経営手法。デミング賞の対象となる品質管理活動の総称で,技術経営とは目的が異なるため誤り。

解き方の整理

MOTの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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