宅地建物取引士試験 平成26年(2014年)10月8: 不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

1/50問

権利関係
次の記述のうち、民法の条文に規定されているものはどれか。

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この問題の本文・選択肢・正解・解説(展開)

問題本文

不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

選択肢

  • 1.不法行為による損害賠償請求権の期間の制限を定める民法第724条における、被害者が損害を知った時とは、被害者が損害の発生を現実に認識した時をいう。
  • 2.不法行為による損害賠償債務の不履行に基づく遅延損害金債権は、当該債権が発生した時から10年間行使しないことにより、時効によって消滅する。
  • 3.不法占拠により日々発生する損害については、加害行為が終わった時から一括して消滅時効が進行し、日々発生する損害を知った時から個別に消滅時効が進行することはない。
  • 4.不法行為の加害者が海外に在住している間は、民法第724条後段の20年の時効期間は進行しない。

正解

1. 不法行為による損害賠償請求権の期間の制限を定める民法第724条における、被害者が損害を知った時とは、被害者が損害の発生を現実に認識した時をいう。

解説

不法行為の消滅時効に関する判例知識。肢1が正しい。民法724条の「損害を知った時」とは、被害者が損害の発生を「現実に認識した時」とするのが判例(最判平14.1.29等)。肢2は不法行為に基づく損害賠償債務の遅延損害金は付随的なものでも単独で時効進行するわけではなく、本債権の時効に従う。肢3は不法占拠による損害は日々発生し、それぞれ個別に時効が進行する(判例)。肢4は20年は除斥期間(当時の判例)であり、海外在住でも進行する。

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