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1/50問
権利関係
次の記述のうち、民法の条文に規定されているものはどれか。
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遺言及び遺留分に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
4. 被相続人がした贈与が遺留分減殺請求により全部失効した場合、受贈者が贈与に基づいて目的物の占有を平穏かつ公然に20年間継続したとしても、その目的物を時効取得することはできない。
遺言・遺留分に関する個別判例知識を問う問題。正解は肢4。肢1の自筆証書遺言の変更は『遺言者が変更場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、変更箇所に印を押さなければ効力を生じない』(民法968条3項)。二重線+押印のみでは『変更した旨の付記+署名』が欠け効力なし。肢2は最判平6.6.24等の判例により、自署と離れた箇所(本文の入った封筒など)の押印でも遺言の押印要件を満たすことがあるとされ、『有効となることはない』との断定は誤り。肢3は遺言執行者がある場合、相続人による相続財産の処分は絶対的無効で第三者にも対抗できる(改正前1013条、判例)。肢4は最判昭57.3.4により、遺留分減殺により贈与が失効した場合、受贈者の占有は所有の意思のない他主占有となり、目的物を取得時効により取得することはできない。これが正解。
平成27年(2015年)10月 の過去問一覧へ戻る・問10