問題本文
企業が作成する計算書類などを監査する者はどれか。
選択肢
- ア.会計監査人
- イ.システム監査人
- ウ.司法書士
- エ.税理士
解説
会計監査人は会社法上,大会社や上場会社等が選任する計算書類(貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書等)の監査を担う者で,公認会計士または監査法人が就任します。財務諸表の適正性を独立した立場で検証することで,株主・債権者などのステークホルダの利益を保護します。混同しやすいシステム監査人は情報システムの監査,司法書士は登記・法律文書作成,税理士は税務代理・税務書類作成が主業務で,会社法上の計算書類監査の担い手ではありません。各専門資格者の業務範囲を整理することが本問のポイントで,会社法の規定に基づく独立監査制度の理解が必要です。
選択肢ごとの解説
- ア.正解。会計監査人は会社法上の計算書類監査を担う者で,公認会計士または監査法人が就任する。財務諸表の適正性を独立した立場で検証し,株主・債権者等への信頼性を保証する役割を果たす重要な専門職で,大会社等で選任義務がある。
- イ.システム監査人は情報システムの企画・開発・運用が組織目的に貢献しているかを独立した立場で評価する専門家で,経済産業省のシステム監査基準に基づき監査する。会社法上の計算書類監査の担い手ではないため誤り。
- ウ.司法書士は不動産登記・商業登記・法律文書作成・簡裁訴訟代理等が主業務の国家資格者。商業登記の代理は司法書士の業務だが,会計監査(会社法上の計算書類監査)は対象外のため誤り。法律実務専門職。
- エ.税理士は税務代理・税務書類作成・税務相談が主業務の国家資格者。法人税・所得税・消費税等の申告書作成等を行うが,会社法上の計算書類監査は担当しないため誤り。会計監査と税務は法律上分離されている。
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